【写真】「ポカリスエット」CMで注目、池端杏慈の撮りおろしカット【10点】
──公開中の映画『矢野くんの普通の日々』が、池端さんにとって初のヒロイン映画作となりましたが、現場での発見はありましたか?
池端 初めての長期的な撮影を経験したので、沢山の気づきがありました。完成した映画を初めて観たときは、現実でも高校生なのに、それとは別に高校生を演じているのがちょっと不思議で、映像を見ても違う人のように思えてしまって。でも感情移入していくうちに撮影の思い出が浮かんできます。
撮影を通して感じたのは、台本がすべてではないこともあるということ。ト書きまで読み込んで現場に行っても、現場で撮影しながら「ここはこんな感情じゃないかも」と話し合い、変更していくことがよくあったんです。
それを経て、自由に演技を試してみる楽しさを知って、改めてお芝居の面白さを感じました。これからもこの気持ちは忘れずにいたいですね。
──実際の池端さんは中学時代どんな学生生活を送ってきましたか?
池端 バトミントン部に入っていました。中学2年でモデルのお仕事を始めて、放課後は部活かお仕事に行っている、という日々でしたね。
──高校に進学してからは、いかがでしょう?
池端 中学時代よりお仕事をさせていただける機会も増えてきましたが、期末のテストでは、必ず学年上位20位に入るって目標を作っています。計画的に行動するのが苦手なので、コツコツ勉強できなくて直前に詰め込んでしまうもののなんとかできているので、本番には強いのかもしれません(笑)。
──来年には高校3年生ですが、進路について今思っていることはありますか?
池端 まだ、明確にやりたいことが決まっているわけではないんですけど、お仕事とは別の好きなことも見つけたいなと思っています。
──学校と仕事の両立の中、去年は「ポカリスエット」のCMガールに選ばれました。
池端 まずオーディション会場に見たこともないくらいたくさんの人がいてびっくりしましたし、撮影ではオーストラリアまで行きました。もちろん海外でのお仕事も初めてで、外国人のスタッフさんともコミュニケーションを取りながらだったことをよく覚えています。
──これからの夢や目標はありますか?
池端 杉咲花さんがすごく憧れの俳優さんなんです。出演された映画やドラマはたくさん見てきました。あとは、運動には自信があるので、アクションにも挑戦してみたいなと思います。
(取材・文/大宮高史)