【画像】1月期月9ドラマ『119エマージェンシーコール』最終話予告
清野は続けて、「現場のスタッフの皆様、共演者の皆様、大好きです。素敵な現場をありがとうございました」と、キャストやスタッフへの気持ちを語り、「作品を通して司令課の事や119のあり方を学ばせていただきました。そして司令センターで今もこの瞬間も命を繋いでくださいっている方々に感謝の気持ちでいっぱいです。 #イチイチキュー #119エマージェンシーコール」と、実際の現場で働く人たちへの感謝も綴ったのだ。
思えば、アクシデントの連続で清野たち出演者にとっても気苦労の絶えなかった現場になったことが推察される。
1月13日の初回放送は22時24分までの拡大放送としてオンエアされる予定だったが、放送中に日向灘を震源とする震度5の地震が発生。このためドラマは放送を中断し、南海トラフ地震に関する報道特別番組が挟まれたのだ。約20分の中断を経て、ドラマ放送は再開したが、終了した時刻は22時43分と遅延してしまった。
さらにトラブルは続く。第3話が放送される予定だった1月27日には元タレント・中居正広氏の性加害問題に関する、フジテレビ経営陣の記者会見が夕刻から生放送され、会見は深夜に及ぶ長時間に。この影響でドラマは放送休止になってしまったのだ。
第3話は翌週2月3日に順延されたが、フジテレビのCMスポンサーはこぞって広告出稿を取り下げ、『119エマージェンシーコール』は番組に全面協力していた横浜市消防局の名前をクレジットから外す事態に。
それでも同ドラマは、命の現場に指令管制員として向き合うという真摯な内容が視聴者に支持され、初回7.9%(世帯平均・関東地区、以下同)だった視聴率は落ち込むことなく、3月24日に放送された第10話では9.0%と同番組最高を記録したのだった。
管制員と通報者の、電話を通じて緊迫したやりとりを声の調子や管制員の表情の変化だけで描くという斬新な演出が臨場感を生み、視聴者を手放さなかったのだ。インスタグラムの投稿には、管制員の制服でポーズを取る清野の姿が添付されたが、その表情には難しい演技に向き合う演者の充実感が溢れている。
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