【写真】全身カットも、霧崎さんのセル(第1形態)のコスプレ【6点】
そして、「超コスプレ」と題したコスプレエリアには、撮影待ちの行列ができるほど、たくさんのコスプレイヤーが集結。「ENTAME next」では当日会場で特に注目を集めたコスプレイヤーさんに直撃し、撮り下ろしの撮影とインタビューにも答えてもらった。
今回お話を訊かせてもらったのは漫画『ドラゴンボール』より、セル(第1形態)のコスプレをしていた霧崎さん。造形レイヤーとして5年ほど活動しているなかで、初めて『ドラゴンボール』作品に挑戦したとのこと。会場で異彩を放っていた彼に、セルを選んだ理由や、今後の展望などを訊いてみた。
――なぜセルのコスプレを選んだのでしょう。
霧崎さん 子どもの頃に劇場版を何回か観た程度で、本編はちゃんと観てこなかったんです。最近、たまたま『ドラゴンボール』のゲーム実況動画を観て、「こんなに面白いんだ!」と興味を持って、映画はもちろん、本編も全話一気に観ました!それでベジータの戦闘服やトランクスの剣など、コスプレというよりもアイテム制作が楽しくていろいろと作リ始めたんです。でも「何かキャラのコスプレにも挑戦してみたいな」と思ったときに、「セルなら造形でいけるかも」と……(笑)。
――造形が得意なんですか?
霧崎さん 5年ほど『仮面ライダー』シリーズの造形衣装を作って着ていた経験があって、そのノウハウを活かせそうだと思いました。
――制作で難しかった点は?
霧崎さん これまで作っていたのは実在する衣装だったので、参考資料も豊富で形にしやすかったんです。でもセルは二次元のキャラクターであり、架空の生命体なので、身体をパーツごとに見たときに、人間の体にどう落とし込むかがすごく難しくて。
――逆に、上手くいったポイントはどこでしょう。
霧崎さん 頭の形状ですね。かなり独特なフォルムですが、自分の理想に近い仕上がりになりました。あと現実的な持ち運びのしやすさも考慮して、縮小したりバランスを工夫したりして、全体的にうまくまとまったと思います。
――制作にはどのくらいの時間を費やしましたか?
霧崎さん 1ヶ月半くらいです。正直、間に合わないと思っていましたが、意外となんとかなりましたね。
――実際に着てみて、反響はありました?
霧崎さん Xで制作過程を投稿していたのですが、その影響もあったのか、イベントで初めて実物を披露したときに思った以上に反響がありました。自分が、ただ作りたくて作っただけなので、まさかここまで注目されるとは思わなくて驚きましたね。老若男女問わず、海外からも反応があって、『ドラゴンボール』の影響力を改めて実感しました。
――造形はお仕事としてされているのでしょうか。
霧崎さん いやいや!完全に趣味です(笑)。
――会社の方はコスプレのことは知っているんですか?
霧崎さん コスプレをやっていることはなんとなく伝えていますが、まさかセルを作ってるとは思ってないと思います(笑)。
――知ったらびっくりしますよね(笑)。では、次に挑戦したいキャラクターを教えて下さい。
霧崎さん 家にある戦闘服や剣をちゃんと仕上げて、トランクスやベジータの顔出しコスプレに挑戦したいです。もし顔を隠す系でいくなら、次はフリーザを造形でやってみたいですね。よくある顔の部分がくり抜かれたタイプではなく、フル造形で作ろうと思っています。そうなると第1形態になるかなと。
――ちなみに好きなキャラクターは誰ですか?
霧崎さん 劇場版で登場する未来トランクスが一番好きです。本編を観てからは、ベジータの成長ぶりにも感動して、トランクスとの親子関係がより好きになりました。
――最後に、セルの好きな技を教えてください。
霧崎さん セルって悟空たちの技も使えるので迷いますが、あえて選ぶなら太陽拳ですね。
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