ドラマ『青きヴァンパイアの悩み』(TOKYO MX)で桐山漣とW主演を務める俳優・ゆうたろう。これまで『かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~』『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』など話題作に出演し、着々と俳優としてステップアップしている彼だが、芸能界に入る前は引きこもりだったという過去を持つ。
今回、改めてその半生を振り返ってもらった。
(3回連載の3回目)

【写真11点】ブレイク必至、注目の若手イケメン俳優・ゆうたろうの撮り下ろしカット

――2020年にはドラマ『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい(チェリまほ)』(テレビ東京)の綿矢湊役で話題を集めました。

ゆうたろう この役を演じるって知ったときに原作を読んだんですけど、1巻からドハマリしちゃって。きっとこの作品がなければBL作品は読んでいなかったと思いますし、初めて金髪に染めるということもあったり、新しいきっかけをもらえた作品だなって思っています。原作のファンの方に受け入れてもらえるのかなっていう不安はあったんですけど、1話から反響が良くて。木曜日の25時という平日深夜の放送なんですけど、Twitterが盛り上がっているのを見て、本当に愛されている作品だなって改めて思いました。そんな作品に綿矢湊という役で参加できたのはすごく嬉しかったです。

――『チェリまほ』は恋愛ドラマですが、ゆうたろうさんは過去に「"恋愛の好き"が分からない」とインタビューでも発言していました。これまで、様々な作品を通して、恋愛観など変わったことはありますか?

ゆうたろう 20歳を超えてから役を通してちょっとずつ人に対しての好きとか興味が湧いていくのは感じています。それこそ、恋したり付き合う役とかを演じた後、役が抜け切らず、撮影が終わってもちょっと引きずっていることもあって。あと、一昨年初めて「あ、この人のこと僕好きなのかも」と思ったタイミングがありました。女性とか男性とか年齢も年上とか年下とか関係なく、人間としてすごく魅力を感じたんです。
ただ、完全に弟って接しられ方だったので、「あ、これはたぶん僕が行っても『可愛いな』って感じで終わるんだな」って勝手に失恋してたんですよ。でも、あれは恋なのかと言われたらまだ分からないです。笑

――俳優という職業を通じて、人として成長していってるんですね。ゆうたろうさんといえば、デビュー当時はメガネがトレードマークでしたが、そういえば最近はつけていないですね。

ゆうたろう 昔は自分の顔をいかに隠すかっていう気持ちがあって。帽子があって前髪があって眼鏡があって、それでも出てしまうところはファンデーションで隠したり。でも、最近は自分の顔が嫌いではなくなって、ちょっとずつ引き算になっていますね。自信が出てきたというより、コンプレックスは未だにあるんですけど、それを素材の良さとして、ちゃんと活かそうと思ったんです。

――2月からは桐山漣さんとのW主演ドラマ『青きヴァンパイアの悩み』がスタートしました。

ゆうたろう 初主演という事でひとつ、ゆうたろうとして思い入れが強い作品にもなってますし、現代のコロナ禍の物語であり、その中で僕達ヴァンパイアがどう生きていく、ファンタジーだけどリアリティのある面白さが詰まってる作品だなと思ってます。桐山漣さん演じる蒼と、僕演じる葵の本当の目的を忘れてついつい人に寄り添う優しい部分にも是非注目です。

――どんどん人間としても俳優としても成長されているゆうたろうさんですが、今後の目標はありますか?

ゆうたろう 先のことであれば僕はもう恋愛を吹っ飛ばして結婚したいです。


――まさかの回答! 結婚願望があるんですね。

ゆうたろう 家庭を築きたいっていうのはあります。あと、子育てもしたくて。その為に今貯金してるんです。

【第一回】引きこもりから芸能界へ…注目の若手俳優・ゆうたろうが振り返る半生「服と出会って初めて"外"に興味を持てた」

【第二回】「無理そうだったら諦めよう」軽い気持ちで始めた演技の仕事…俳優・ゆうたろうが涙を流した日

▽ゆうたろう
2016年、ショップ店員から“可愛すぎる美少年”モデルとして芸能界デビュー。 2017年からドラマや舞台で精力的に俳優活動を行う。現在放送中のドラマ『青きヴァンパイアの悩み』では桐山漣とW主演を務める。
編集部おすすめ