大ヒット映画「君の名は。」「ちはやふる -上の句/下の句-」「溺れるナイフ」など、昨年話題作に続々出演し一躍脚光を浴びた上白石萌音が29日、大阪城ホールで開催された「FM802 REQUESTAGE 15」に初出演した。
ポニーテールに春らしいカラフルなスカート姿の上白石萌音がステージに登場し、自身がヒロイン役を演じた映画「君の名は。」の主題歌の一つ「なんでもないや(movie ver.)」を歌い出すと、会場は一瞬に「演じるように歌う」と称される彼女の唯一無二な歌の世界に包まれた。

「初めまして、上白石萌音です! みなさん楽しんでますか。初めての大阪城ホール、まだ夢を見ているようです」と、初めての1万人を超えるオーディエンスを前に緊張しながらも笑顔で語る上白石。柔らかくも優しく話す彼女の姿に自然と笑顔が溢れる。
「短い時間なので…」と、続けてデビューミニアルバム「chouchou」に収録された1曲「366日」をアコースティックバージョンで披露。息つぎ一つにも思いを乗せて歌で描く「366日」の世界に引き込まれていく会場。「次の曲が最後になります。昨日(4月28日)に配信開始したばかりの初めてのオリジナル、『告白』という曲です。今日が初披露になります」と語る上白石。

続けて、「そして、今日はもうひとつここで発表したいことがあります」と7月12日に自身初となるオリジナルアルバムリリースを発表した。最後に、秦 基博が楽曲提供&初プロデュースをした新曲「告白」を初披露すると、会場中が彼女の澄み切った歌声に酔いしれた。3曲という短い時間ではあったが、しっかりとアーティスト上白石の存在感を見せつけ、初の大阪城ホールでのステージは幕を閉じた。
写真提供:FM802