一日で最も長い時間を過ごす寝室は、ゆったりリラックスできる場所にしたいものです。安らぐ色味、どんなインテリアにも合う万能カラー、それはグレー。
ベッドファブリックでグレーを手軽に
グレーの寝室コーディネートに初挑戦するときは、まずはブランケットやピローケースといった、ファブリック類から始めてみるのがおすすめです。気分によって手軽に模様替えもできますね。さまざまなトーンのグレーがあるので、自分の好みに合う色合いを探してみてください。
■グレーとホワイトのファブリックで爽やかに
ブランケット、ピローケースとアクセントクロスで、グレーを取り入れた寝室。Loveのロゴクッションが効いています。壁の写真の飾り方もアートのよう。モノクロ写真のトーンが違うのも、いいアイディアですね。
■チャンキーニットのグレーのブランケットで

ホワイトが多めだと、よりピュアな印象に。チャコールグレーのチャンキーニット・ブランケットが、ほっこりした安らぎを加えてくれます。壁のタペストリーやポスターの飾り方、植物の取り入れ方のセンスに脱帽です!
■いろいろなトーンのグレーをミックス

さまざまなトーンや色合いのグレーを混ぜることで、一気に華やかで表情豊かな印象になります。それに対して壁や家具をホワイトで統一することで、すっきりシンプルにまとまります。素材の違いがわかるのも魅力的ですね。
■ダークトーンのグレーはホワイトで和らげる

このお部屋の特徴は、ファブリックにダークなトーンのグレーを使っているにも関わらず、明るい雰囲気になっていることです。その秘訣は、ホワイトの面積の多さ。ファブリック以外をホワイトでまとめることで、グレーの色味が中和されます。
グレー×ピンクで大人かわいく
グレーと相性のいい色といえば、なんといってもピンクです。ピンク色が加わるだけで、一気にお部屋がかわいらしく女性的になります。では、ベビーピンクやモーブピンクを取り入れた寝室コーディネートを見てみましょう。
■ピンクの面積多めでガーリーな雰囲気に

ベッドカバーでピンクの面積を大きく取り入れると、とてもガーリーな雰囲気になりますね。頭上のオブジェづかいもおしゃれです。反対側にドライフラワーを飾ることで、バランスの取れたデコレーションになっています。
■グレーからピンクのグラデーションで魅せる

ピローケースとブランケットが、グレーからピンクのグラデーションになっているお部屋です。ブランケットの下にダークグレーのベッドカバーを敷くことで、色味が引き立ちます。同じピンクづかいでも、かなり大人っぽくまとまったコーディネートです。
■明るいピンクとグレーで若々しく

ピンクとグレーの色味を明るくすると、ぐっと若々しいムードになります。毛足の長いクッションやクロス模様のベッドカバーがかわいらしく、かつモダンです。シルバーの小物は、グレーと相性◎ですね。
グレーのアクセントウォールを取り入れる
さらにユニークな寝室にしたい、もっと大きな面積でグレーを取り入れたいという場合は、アクセントウォールをつくってみるという方法もあります。壁全体をグレーにしなくても、一面でもアクセントカラーにすることでメリハリのあるインテリアになります。
■淡いグレーのアクセントウォールを

ホワイトに近い淡いグレーのアクセントウォールだと、面積が広くても明るい印象をキープできます。ベッドカバーをホワイト、クッションカバーをダークグレーにすることで、バランスもばっちり。壁のアートで、モノトーンをおしゃれにつないでいます。
■ディープなグレーには、ホワイトが映える

壁の色を深いグレーにするときは、反対に床や家具をホワイトにするとコントラストが美しくなります。特に白いランプが引き立ち、美しいですね。ベッドファブリックは淡いグレーにすることで、ホワイトとグレーのグラデーションになっています。
■グレーの分量多めで、クールな印象に

壁や、ベッドファブリックにグレーの分量を多めにすると、お部屋がぐっとクールでかっこいい印象になります。ベッドフレームをブラックにすることで引き締まり、対するピンクの花がさらに引き立ちます。シーツとカーペットのリンクが、上級者テクニック!
いかがでしたでしょうか。ベースカラーをグレーにするだけで、寝室がこんなに大人っぽいリラックススタイルになるんです。あらゆるインテリアと相性抜群のグレー。みなさんもぜひ、インテリアに取り入れてみてください!
執筆:恵 理世(めぐみ りよ)