RoomClipに登録された新しいユーザーさんの中から、毎回お一人をピックアップしてご紹介する本連載。今回は、さらりと優しい白基調の韓国風インテリアで暮らしを彩るyukaさんと、そのお宅をご紹介していきます。
今回ご紹介するのはこの方です!
yukaさん彼とふたり暮らしで、インテリアは100%私の好みです。何も言わずに受け入れてくれる彼に感謝しながら、日々好きなように部屋をいじっています。限られた空間をどう活かすか、試行錯誤を繰り返しながら部屋づくりを楽しんでいます。
私らしいシンプルの求め方
■収納で魅せる個性
彼とふたりで暮らすyukaさんのお宅は、玄関から縦に伸びる1LDKの間取りです。バルコニー側にあるひと部屋の引き戸を開放すれば、広々としたワンルームのような雰囲気になります。そんな伸びやかな空間を彩るインテリアは、さらりとした韓国風のモダンナチュラルなスタイル。中でもショップディスプレイのように洗練された、日常をセンス良く見せる収納が印象的です。
寝室の洋服コーナーは特にこだわりのある『家の中で好きな場所』としてあげていただきました。yukaさんのお宅にはクローゼットがひとつしかありません。でも暮らしているのはふたり。だから、クローゼットは彼の洋服の居場所にし、ご自身のものはこうして全て見せる収納にされています。インテリアとして納得のいくカタチにするため、何度も調整を重ねたのだそうです。だからこそ、完成度の高い全体の佇まいと使いやすい機能美がバランスよく備わっているんですね。
■余白を意識した引き算
収納の一部をインテリアとして見せるようにすると、しだいに空間がもので満ちてきてしまうことがあります。でも、yukaさん宅にはそんな気配がありませんでした。それは引き算をきちんと意識しているから。飾れる場所・しまえる場所いっぱいにものを置かないことを意識しているのだとyukaさんは語ります。圧迫感のない白を基調としたインテリアと、抜け感のある家具、そして意識的に残された余白は、それぞれに相乗し空間にも暮らしにも心地の良い余裕を与えていました。
ディスプレイに余白があると、アイテムの個性も一層際立ちます。シンプルだけれど遊び心や風合いが個性的なyukaさんセレクトの雑貨たち。
■些細なものまで感性に従い選ぶ
最後に拝見させていただいたのは、部分対面になったキッチンの中です。メインのインテリアにあまり影響を及ぼさない空間ですが、やはり丁寧にyukaさんスタイルで整えられていました。壁紙をリメイクシートでアレンジしたり、質感や色味の統一感ですっきり見せたりといった工夫が、この眺めひとつからも見て取れます。
何より感じるのは、当たり前にそこにある道具すべての佇まいの良さです。yukaさん、暮らしに使うあらゆるもの、それがたとえどんなに小さく些細なものであっても『お気に入り』を選ぶようにしているのだそう。それを踏まえて隅々まで見ていくと、なるほど魅力的なものしかありません。
ちなみに、キッチンの背面で使用している収納棚は、スペースの都合を考慮した薄型の漫画棚です。スペースを有効活用できるのはもちろん、横に並ぶ分別ごみ箱とすっきり面がそろいます。ちょっとしたことにも、こうして工夫と計算が凝らされているのがyukaさんのつくり出す空間が素敵たる所以。ぜひ、引き続きyukaさんのシンプルでも個性を忘れず、粋に楽しむ暮らし方をチェックしてみてください。
yukaさん邸の間取り図
yukaさん宅は1LDKのマンションです。玄関、水周り、部分対面キッチン、リビング、寝室と並ぶ縦長の間取り。
yukaさんのお部屋ギャラリー
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執筆:RoomClip mag 編集部