ミランはチェルシーのイングランド代表DFフィカヨ・トモリを半年レンタルで獲得することによりクラブ間合意に達したようだ。19日、イギリス『スカイスポーツ』をはじめ複数メディア報じている。

 チェルシーの下部組織出身であるトモリは2019年夏にEFLチャンピオンシップ(イングランド2部)のダービーでのレンタル期間を終えてチェルシーに復帰。昨季は公式戦22試合に出場したものの、今季はここまでわずか4試合の出場にとどまっており、フランク・ランパード監督から信頼を得られていない。一方、ミランはセリエA優勝にむけてディフェンス陣の選手層強化を今冬のマーケットにおける優先事項に掲げており、ストラスブールのフランス人DFモハメド・シマカンの獲得に近づいていたが、同選手が負傷したことによりトモリ獲得にむけてクラブ間交渉を行っていた。

 複数メディアが伝えるところによると、両クラブはトモリの取引において3000万ユーロ(約37億8000万円)による買い取りオプションが付帯された半年間のレンタル移籍で合意に達した模様。また、トモリは今月16日に行われたフラム戦と19日に行われたレスター・シティ戦でベンチ外となっており、20日にもイタリア入りするものとみられる。

 なお、ミランはすでにトリノからフランス人MFソアリオ・マイテの獲得を決めているほか、19日にはかつてユベントスに在籍していたクロアチア代表FWマリオ・マンジュキッチの加入を公式発表するなど、今冬の移籍市場において積極的な補強が目立っている。