ミランは今冬にチェルシーから半年間のレンタル移籍により加入しているイングランド代表DFフィカヨ・トモリの買い取りオプションを行使する決断を下したようだ。10日、イタリアメディア『カルチョメルカート』が伝えている。

 現在23歳のトモリはチェルシーで出場機会を得られず、今年1月に半年間のレンタル移籍によりミランへ加入。デンマーク代表DFシモン・ケアーの負傷離脱やイタリア代表DFアレッシオ・ロマニョーリの不調もありレギュラーをつかむと、ここまで公式戦17試合に先発出場。また、9日に行われたセリエA第35節・ユベントス戦でもフル出場を果たしてチームの勝利に貢献していた。

 ミランはかねてから同選手のパフォーマンスを高く評価。買い取りオプション行使の検討を重ねていたが、設定額が2800万ユーロ(約36億9000万円)となっていることに難色を示しており、減額にむけてチェルシーと交渉する可能性が伝えられていた。

 しかし今季リーグ戦残り3試合となる中、来季UEFAチャンピオンズリーグ出場権獲得へ前進している現状を踏まえ、クラブ首脳陣は買い取りオプションの満額を支払ってトモリを獲得することで意見が一致したようだ。

 なお、ミランはリーグ戦残り3試合でトリノ、カリアリ、アタランタと対戦する。現在リーグ戦10試合連続でフル出場しているトモリのパフォーマンスにさらなる期待がかかるところだ。