日本代表MF中島翔哉は、UAEアラブ首長国連邦のアル・アインでのレンタル期間を終えてプリメイラリーガ(ポルトガル1部)の強豪ポルトへ一旦復帰している。中島翔哉の去就は現時点でも不透明であるが、ポルトガル紙『A BOLA』が2日に同選手の動向に関して伝えている。

 現在26歳の中島翔哉は、今冬にジュピラー・プロ・リーグ(ベルギー1部)の強豪アンデルレヒトや中東の複数クラブからオファーが届く中、アル・アインへ4000万ユーロ(約52億円)による買い取りオプションが付帯された半年レンタルで移籍。加入後は公式戦2試合に出場していたが、今年2月下旬の全体トレーニングで脛骨の骨折や靱帯損傷という大怪我を負っている。

 中島翔哉の去就を巡っては、アル・アインが再レンタル料を300万ユーロ(約3億9000万円)から100万ユーロ(約1億3000万円)、年俸を300万ユーロから200万ユーロ(約2億6000万円)へ引き下げてオファーを提示したが、ポルトがこれを拒否したため、ポルトへ復帰していた。

 『A BOLA』の報道によると、同選手は現在日本国内でリハビリに励んでいる模様。ただ、自身の将来についてポルト首脳陣と話し合いを行うため、今月中のポルトガルへ再入国するという。また、中島翔哉には複数のクラブが関心を寄せている模様。

ただ、ポルトは同選手との契約を2024年6月まで残しているため、レンタルでの放出になるようだ。

 なお、ポルトガルメディアはスペイン、イタリア、日本のクラブが中島翔哉の獲得に興味を示していると6月に報じている。長期離脱からの復帰を目指す中、今月にどのような結論が出るのか注目が集まる。