2024明治安田J1リーグ第12節が6日に行われ、浦和レッズ横浜F・マリノスが対戦した。

 波に乗り切れない浦和が、3試合連続でリードを追いつかれてのドローと足踏みが続く横浜FMを『埼玉スタジアム2002』に迎えての一戦。
前節から10人を入れ替える大幅なターンオーバーを敢行した横浜FMを相手に、浦和が序盤から押し込む展開となる。ホームチームは中島翔哉の鋭いミドルシュートはサミュエル・グスタフソンのボレーシュートなど複数の決定機を創出。そして42分、流れるようなパスワークで左サイドを崩し、中島がボックス内へパスを供給し、2列目からの飛び出しで伊藤敦樹がパスを受け取る。伊藤は左足で相手GKポープ・ウィリアムの股の間を通してゴールネットを揺らした。

 1点リードで折り返した浦和は、66分に待望の追加点を獲得する。伊藤が敵陣中央でグスタフソンの縦パスを受けると、自らドリブルでペナルティエリア手前まで運ぶ。
左足を振り抜き、鋭いシュートをゴール左下へ突き刺した

 ヤン・マテウスや植中朝日らを投入して2点を追いかける横浜FMは、86分に加藤聖がゴール前のこぼれ球を押し込んで1点を返す。加藤はJ1初得点となった。

 試合はこのまま終了し、浦和は2試合ぶりの白星、横浜FMはリーグ戦7試合ぶりの敗戦となった。

 浦和は次節、11日に敵地でアルビレックス新潟と対戦する。横浜FMは同日、AFCチャンピオンズリーグ決勝第1戦でアル・アイン(UAE)とホームで対戦する。

【スコア】
浦和レッズ 2-1 横浜F・マリノス

【得点者】
1-0 42分 伊藤敦樹(浦和)
2-0 66分 伊藤敦樹(浦和)
2-1 86分 加藤聖(横浜FM)


【ゴール動画】浦和・伊藤敦樹が鋭いミドルシュートで決勝点!