アルスベンスカン(スウェーデン1部)のヘルシンボリIFに所属するキュラソー代表FWアントニー・ファン・デン・フルク(29)が浦和レッズ移籍の可能性について語った。2日、スウェーデンメディア『HD』が伝えている。
同選手はエールディビジ(オランダ1部)の強豪PSVアイントホーフェンの下部組織出身。PSVでトップチーム昇格を果たせずオランダ国内の複数クラブを渡り歩くと、2020年3月にオランダ2部MVVマーストリヒトからヘルシンボリIFへ完全移籍している。
そのヘルシンボリIFでは加入1年目からリーグ戦30試合中26試合で先発出場し、11ゴール5アシストをマーク。そして2021シーズンも17ゴールをあげると絶対的ストライカーとして活躍。アルスベンスカン昇格プレーオフでも2ndレグで勝ち越しゴールを決め、クラブを昇格へと導いている。
そんなファン・デン・フルクの去就を巡っては、浦和レッズが同選手の獲得にむけてヘルシンボリIFにコンタクトをとったとスウェーデンメディア『Fotbolldirekt』が今月1日に報道。選手サイドも近日中に決断を下すものとみられていた。
しかし、本人は『HD』の取材に応じると「確かにそのような噂があるけど、この件について話すことは多くないね。フットボールの世界で起こることだし、僕にとっては今のところただの噂だ。今の僕には移籍する理由がそんなに無いよ」とコメント。引き続きヘルシンボリIFでプレーする意思を示している。
なお、ファン・デン・フルクは今年1月にエールディビジのフォルトゥナ・シッタートなど複数クラブから関心を寄せられたものの、すべてのオファーを却下している。