ヴィトーリア・ギマランイス(ヴィトーリアSC)所属の日本代表DF小川諒也(25)が21日、UEFAヨーロッパカンファレンスリーグ(UECL)予選2回戦で公式戦デビューを飾った。

 小川諒也は5月28日、明治安田生命J1リーグのFC東京からヴィトーリアSCへのレンタル移籍が正式決定。

今月はじめから全体トレーニングに参加していたほか、練習試合でもプレーしていた。一方でペパ監督が補強方針を巡りクラブ幹部と対立。今季開幕1週間前の今月13日にぺパ監督の辞任が決まっていた。

 その中、ヴィトーリアSCは21日開催のUECL予選2回戦・1stレグでプスカシュ・アカデーミア(ハンガリー1部)と対戦し、3-0と勝利している。また小川諒也は左サイドバックのポジションでフル出場。1-0で迎えた前半39分にはFWジョタ・シルバ(22)とのパス交換から相手守備網を突破。

ジョタ・シルバがペナルティエリアに侵入すると、最後はMFチアゴ・シルバ(29)が強烈なミドルシュートからゴールネットを揺らしている。

 ヴィトーリアSCはこの後、今月28日にUECL予選2回戦・2ndレグを控えているほか、来月8日にはプリメイラリーガ(ポルトガル1部)開幕節・シャベス戦を控えている。小川諒也は突然の監督交代にもかかわらず、今季初の公式戦でスタメンに名を連ねただけに、今後のパフォーマンス次第ではレギュラー定着も考えられる。