明治安田生命J1リーグ・FC東京所属のブラジル人FWルイス・フェリッピ(28)は、今季終了後にレンタル移籍期間満了によりポルトガル1部スポルティングCPへ復帰する可能性があるようだ。10月31日、ポルトガル紙『ア・ボーラ』が伝えている。
フェリッピは湘南ベルマーレやギリシャ1部パナシナイコスなど複数クラブからの関心が伝えられる中、7月19日にスポルティングCPからFC東京へのレンタル移籍。7月30日のJ1リーグ第23節・サンフレッチェ広島戦でデビューすると、以降は公式戦全試合に出場。スーパーサブとして活躍する中、2ゴールをマークしている。
そんなフェリッピの契約については、ポルトガル紙『レコルド』が今年7月に「FC東京で10得点をマークすれば買い取り義務が発生する」と報道。ただ最終節のみを残す中で2得点であるだけに、買い取り義務発生の可能性はきわめて低いと考えられる。
一方で『ア・ボーラ』の報道によると、両クラブの取引には150万ユーロ(約2億2000万円)の買い取りオプションが盛り込まれており、11月末まで行使可能とのこと。ただフェリッピの去就に関するクラブ間交渉は今月に予定されているものの、現時点では進展がないという。
またスポルティングCPとフェリッピの契約期間は2024年6月までとのこと。FC東京が買い取りオプションを行使しない場合には、来年1月に他クラブへ再びレンタル移籍する可能性が高いという。
なおフェリッピは先日、ポルトガルメディア『Bola na Rede』のインタビューで「スポルティングCPでプレーしないのなら、ポルトガルに帰りたくないね」とコメント。今季終了後の去就が不透明であることも認めていた。