SCフライブルク所属MF堂安律(24)をはじめ多くの日本人選手がブンデスリーガでプレーする中、かつて京都サンガでプレーしていたシャルケ所属MF上月壮一郎(21)が今月21日のアイントラハト・フランクフルト戦でデビュー。MF鎌田大地(26)との日本人対決で存在感を発揮したが、トーマス・レイス監督から改善点を指摘されている。

 上月壮一郎は昨年8月にU23シャルケへ加入すると、ドイツ4部リーグで8ゴール5アシストをマーク。昨年12月にトップチームの練習試合でも3戦連発と結果を残し、昨年末に2025年6月までのプロ契約を結んでいた。

 するとフランクフルト戦でカタールW杯日本代表DF吉田麻也(34)とともに先発出場し、74分までプレー。ブンデスリーガでの初ゴールはお預けとなったが、右サイドからのドリブル突破やシュートなど本来のパフォーマンスを発揮すると、現地メディアから称賛を浴びていた。

 レイス監督は試合後の会見で「上月壮一郎はとても伸び伸びとしており、U23チームで非常に優秀だった。リーグ戦再開前のテストマッチでも良い結果を残した。彼の性格は我々にとってプラスなんだ」と評価。

 その上で「前半から良いパフォーマンスを見せていたけど、後半になってやや運動量が足りないことに気づいただろう。ただ、それは(デビューしたばかりの選手にとって)普通のことなんだ」と、試合終盤にプレー強度を保つことを同選手の今後の課題に挙げている。

 ただそれでもドイツメディア『Ligainsider』は「フランクフルト戦での活躍により、彼は今後の試合でも先発メンバーに入る可能性が十分にある。攻撃面でのオプションがあまりないからだ」とリポート。今月24日のRBライプツィヒ戦でも先発出場する可能性があると予想している。

編集部おすすめ