清水エスパルス所属の日本代表GK権田修一が、試合中における一部サポーターの声に言及。ネット上では、サポーターの声が清水所属選手の去就に影響を与えている可能性が指摘されているほか、清水から柏レイソルへ完全移籍したDF立田悠悟の名前も挙がっている。

 ピッチでのパフォーマンスのみならず、誹謗中傷問題をはじめファン・サポーターに改善を訴えたことにより、何度も注目を集めた権田。今月2日のJ1昇格プレーオフ東京ヴェルディ戦の後には、インスタグラムで「来シーズンもJ2での戦いになるので愛想を尽かしたと既に報告してきている方も居ますが、僕は正直そうゆう方は無理に来なくても良いと思っています。スタジアムはみんなで楽しむ場所であり、ピッチで戦う選手にパワーを与える人がサポーターです。これは甘いかもしれませんが大多数の方々がこれからも心からエスパルスをサポートしてくれると僕は確信しています!」と本音を漏らしていた。

 そんな権田は、今月29日に静岡朝日テレビで放送されたスポーツ情報番組「スポーツパラダイス」に出演。「エスパルスに入って気になること」として、「特定の選手がボールを持った時に『早くボール離せ』とか、うちのクラブのサポーターがうちの選手に対して言うのを何度か聞いた」と試合中の出来事に言及。

「そういうのはプラスになるのか?」と問題提起している。また発言にある「特定の選手」は、現在清水でプレーしていない選手だという。

 この発言内容は、X(旧ツイッター)で瞬く間に拡散。「サポーターの声で選手がどういう気持ちになるのか考えた方がいい」などと、一部サポーターに対するコメントがあるほか、「立田のことかな?」「立田の話だとすれば、清水を出て正解」「立田は柏でのびのび羽ばたいてほしい」と、清水下部組織で2022シーズンまで同クラブに在籍していた立田への言及も複数見られる。

 なおJ1昇格を逃した清水は、今月29日までに元日本代表MF乾貴士やDF高橋祐治らとの契約更新を発表。ただ一方でMF中山克広やDF鈴木義宜など退団選手が続出。

鹿島アントラーズからGK沖悠哉を完全移籍により獲得した中、権田の去就に関する公式発表は29日時点でない。