ガンバ大阪は今月6日時点で、チュニジア代表FWイッサム・ジェバリやイスラエル代表MFネタ・ラヴィら外国籍選手の契約更新を公式発表していない。そんな中、ブルガリア1部PFCレフスキ・ソフィア所属FWウェルトン・フェリペの獲得に動いている可能性が海外で報じられている。

 現在26歳のウェルトンは身長175cmで両利きのアタッカー。2022年1月にブラジルのボタフォゴFCからレフスキ・ソフィアへ移籍すると、欧州挑戦1年目から主力選手として活躍。翌2022/23シーズンにはブルガリア1部リーグほぼ全試合スタメン出場で2ゴール3アシストをマークしたほか、UEFAヨーロッパカンファレンスリーグ(UECL)予選でもプレー。左ウイングを主戦場とする中、今季もリーグ戦20試合中14試合のスタメン出場で3ゴール4アシスト。UECL予選では、元日本代表MF長谷部誠擁するアイントラハト・フランクフルトと対戦している。

 ブルガリアメディア『スポーツライブ』は独自に入手した情報として「G大阪がウェルトンの獲得オファーを用意しているが、取引成立にむけて移籍金が主な障壁になる」とリポート。

これによると、同選手の移籍金は当初300万ユーロ(約4億8000万円)とみられていたが、レフスキ・ソフィアは400万ユーロ(約6億3000万円)未満のオファーに応じない可能性があるという。

 またウェルトンには、ベルギー1部スタンダール・リエージュやブラジルのボタフォゴも関心を寄せているとのこと。スタンダールは昨年夏に移籍金100万ユーロ(約1億5000万円)のオファーを提示したが、レフスキ・ソフィアはこれを却下。『スポーツライブ』は「両クラブが400万ユーロ以上のオファーを提示する可能性は低い」と伝えている。

 なおウェルトンの代理人は『スポーツライブ』のインタビューで「私が連絡先を提供し、G大阪とレフスキ・ソフィアが直接話をした」と、クラブ間交渉の実施を明かしたという。ネタ・ラヴィをはじめ契約更新が発表されていない外国籍選手にくわえて、ウェルトンの去就にも注目が集まる。