いよいよ明日1月12日、AFCアジアカップ2023が開幕を迎える。日本代表は2019年に行われた前回大会決勝で敗れた悔しさを胸に、2011年以来3大会ぶりの優勝を目指す。
この記事では、アジアカップ2023の大会概要や出場国一覧、最新FIFAランキング、日本代表の登録選手や試合日程、放送配信情報をまとめている。日本代表を熱く応援し、各国がアジアNo.1を目指す大会を楽しもう。

アジアカップ2023大会概要
今大会には、予選を突破した24か国が参加。4か国ずつ6つのグループに分かれ、総当たりでグループリーグを実施する。各組の上位2か国と各3位の上位4か国、計16か国が決勝トーナメントに進出。そこからは1試合のみで勝敗が決まり、決勝戦は2月11日に開催される。
グループ別出場国一覧と最新FIFAランキング(2023年12月21日付)
- グループA:カタール(58位)、中国(79位)、タジキスタン(106位)、レバノン(107位)
- グループB:オーストラリア(25位)、ウズベキスタン(68位)、シリア(91位)、インド(102位)
- グループC:イラン(21位)、アラブ首長国連邦(64位)、香港(150位)、パレスチナ(99位)
- グループD:日本(17位)、インドネシア(146位)、イラク(63位)、ベトナム(94位)
- グループE:韓国(23位)、マレーシア(130位)、ヨルダン(87位)、バーレーン(86位)
- グループF:サウジアラビア(56位)、タイ(113位)、キルギス(98位)、オマーン(74位)

日本代表の試合日程
- 1月14日(日)20:30-ベトナム戦(DAZN)
- 1月19日(金)20:30-イラク戦(テレビ朝日、DAZN)
- 1月24日(水)20:30-インドネシア戦(DAZN)
グループリーグを1位で突破した場合
- ラウンド16 1月29日(月)20:30
- 準々決勝 2月2日(金)20:30
- 準決勝 2月6日(火)24:00
- 決勝 2月10日(土)24:00
グループリーグを2位で突破した場合
- ラウンド16 1月31日(水)20:30
- 準々決勝 2月3日(土)20:30
- 準決勝 2月7日(水)24:00
- 決勝 2月10日(土)24:00
グループリーグを3位で突破した場合
- ラウンド16 1月28日(日)20:30または1月29日(月)25:00
- 準々決勝 2月2日(金)24:30または2月3日(土)24:30
- 準決勝 2月6日(火)24:00または2月7日(水)24:00
- 決勝 2月10日(土)24:00
独占放映権を有するDAZNが全試合生配信。また、日本がグループリーグを突破した場合は、当該試合をテレビ朝日が生中継する。

日本代表メンバー(26人)
氏名(所属クラブ)日本代表での背番号
GK(3人)
DF(9人)
- 谷口彰悟(アル・ラーヤンSC)背番号3
- 板倉滉(ボルシア・メンヒェングラートバッハ)背番号4
- 渡辺剛(KAAヘント)背番号24
- 中山雄太(ハダースフィールド・タウン)背番号19
- 町田浩樹(ロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズ)背番号15
- 毎熊晟矢(セレッソ大阪)背番号16
- 冨安健洋(アーセナル)背番号22
- 伊藤洋輝(VfBシュツットガルト)背番号21
- 菅原由勢(AZアルクマール)背番号2
MF/FW(14人)
- 遠藤航(リバプール)背番号6
- 伊東純也(スタッド・ランス)背番号14
- 浅野拓磨(VfLボーフム)背番号18
- 南野拓実(ASモナコ)背番号8
- 守田英正(スポルティングCP)背番号5
- 三笘薫(ブライトン・アンド・ホーブ・アルビオン)背番号7
- 前田大然(セルティック)背番号25
- 旗手怜央(セルティック)背番号17
- 堂安律(SCフライブルク)背番号10
- 上田綺世(フェイエノールト)背番号9
- 中村敬斗(スタッド・ランス)背番号13
- 佐野海舟(鹿島アントラーズ)背番号26
- 久保建英(レアル・ソシエダ)背番号20
- 細谷真大(柏レイソル)背番号11

日本代表の展望
現在の日本代表はFIFAランキング17位。アジア諸国のなかで最上位となっている。ブックメーカーのオッズでも1番人気となっており、優勝候補筆頭といえるだろう。
攻守の中心と期待されるMF三笘薫(ブライトン)やMF久保建英(レアル・ソシエダ)、DF冨安健洋(アーセナル)は負傷の影響で別メニュー調整が続いているが、どこかのタイミングで出場できると考えるからこその招集だろう。日本に対しては守りを固めてカウンターを狙う国が多くなると予想され、そのような相手からゴールを割るのは容易でない。実際、過去に何度も足をすくわれている。
ただし、今の日本代表は歴代最強と評され、GK2人とFP3人を除く21人が国外でプレーしている。今大会から登録メンバーが3人増え26人になったとはいえ、海外組は2011年大会の9人、2015年大会の10人、2019年大会の13人から急増しており、技術面の高さはもちろん精神的なタフさも兼ね備えている。
日本代表にとって最大の目標であるFIFAワールドカップでベスト8以上を達成するには、アジアを制することが事実上の前提条件。他の追随を許さない層の厚いスカッドと、サイドからも中央からも崩せる攻撃のバリエーションを武器に優勝を信じて応援したい。