明治安田J2リーグの清水エスパルスは1月15日から2024シーズンに向け始動。31日からは鹿児島でキャンプを行う。

そんななか、同クラブの支援団体である「一般社団法人エスパルスを愛する会」が公式サイトに練習レポートを投稿しSNSで物議を醸している。

 「愛する会」は、清水のパートナー企業「株式会社アイエイアイ(IAI)」の代表取締役社長である石田徹氏が代表理事を務める支援団体で、1月18日からクラブの練習内容や紅白戦の参加選手などを写真と共に掲載していた。それに対しファンやサポーターから「ライバルに見られて対策を立てられるので、ホームページに掲載すべきではない」という批判が殺到。これを受け「愛する会」は以下のように回答し、ファンやサポーターへの理解を求めていた。

「J1 の複数のチームで監督をしていたお2人の方に、個別に上記の件でお話を聞いたことがあります。お2人とも『ライバルに練習を見られても問題は無い』と言っていました。

戦術についても、ライバルが分かっていても実際の試合で相手を上回ることはできます。例えば、訓練を厳しくやり、体力、技術がライバルより上回れば、ライバルに勝ったプレーができます。エスパルスのファンやサポーターは、今日選手がどのような練習をしたのか、チームの状態はどのようかを知りたいのです。自分の好きな選手がどのような状況か、本当に知りたいのです。そのための練習風景の報告です」

 しかし、それでも「これ本当どうするつもりなんだろね…屁理屈ばかり並べて何がしたいんだろう。 IAIはスポンサー降りて欲しいくらいだよ、あまりにも酷い」など否定的な意見が多く寄せられ、同団体は29日にレポートの掲載中止を発表。

ファンやサポーターへ謝罪した。

 クラブ史上初、J2で2年目を迎える今シーズンの清水。果たしてどのような戦いを見せてくれるだろうか。