ブレンビーIF所属のU23日本代表MF鈴木唯人は、今月25日開催のデンマーク1部リーグ第19節オーデンセBK戦で今季4ゴール目をマーク。パリ五輪出場への期待が膨らみ、FW上田綺世所属のフェイエノールトやDF板倉滉擁するボルシアMGなどからの関心が報じられる中、本人が清水エスパルス時代との違いについて語っている。

 鈴木は昨年1月に清水からストラスブールへ期限付き移籍。リーグアン(フランス1部)3試合の出場で1ゴールという結果に終わり、昨年7月13日に清水への復帰したが、1か月後の8月12日にブレンビーIF移籍が正式決定。同クラブと4年契約を結んだ。

 そのブレンビーIFではU21デンマーク代表FWマティアス・クヴィストゴーデンが絶対的ストライカーとして活躍する中、ここまで公式戦19試合の出場で4ゴール4アシストをマーク。スーパーサブとしての役割を担う中、オーデンセBK戦では前半7分に相手ゴールキーパーの動きを冷静に見て、右足のチップキックからゴールネットを揺らしている。

 そんな鈴木はオーデンセBK戦前に、クラブ公式インタビューに登場。

ブレンビーIFのファン・サポーターがスタジアムで作り出す雰囲気について、清水時代と比較しながら以下のようなコメントを残している。

 「ブレンビーのファン・サポーターは素晴らしいですね。日本とは全然違いますよ。ブレンビーの方がはるかに熱狂的で、良い雰囲気を作り出してくれています。スタジアムが騒がしいことが印象的ですね。ブレンビーのファン・サポーターの前でプレーすると、いつも以上にエネルギーが湧いてきます。

彼らの応援は、僕にとって大きな意味がありますよ」

 またデンマークでのプレーについては「ここにやって来てから最初の半年間は、このクラブのやり方に慣れるので精一杯だったと思います。ただそれでも、加入当初からピッチでチームメイトとお互いに理解を深めることができました。今は居心地がいいですし、チームメイトと良い関係を築けていると感じています。試合で自分が担う役割に対する理解も深まっていますよ」と、前向きなコメントを残した。

 なお鈴木は今月18日に行われた第18節ミッティラン戦でも、決勝ゴールをアシスト。デンマーク紙『bold』によると、トッテナム・ホットスパー、バイエルン・ミュンヘン、インテル、アヤックス、アタランタ、ボルシアMG、フェイエノールト、MF奥川雅也擁するハンブルガーSVのスカウト陣がスタンドから観戦。

「鈴木はスカウト陣からプラス評価を受けた選手のひとりだ」と、スカウト陣が日本代表アタッカーのパフォーマンスに注目していた可能性を報じている。