ロイター通信は今月14日に「選手の招集問題により、日本代表はパリ五輪本大会出場への希望が脅かされている」という見出しのもと、パリ五輪予選の行方を展望。
つづけて「欧州クラブのスカウトネットワークが全世界に広がっていることもより、欧州へ移籍する日本人選手も増加している。その影響により、アジアの五輪出場枠を巡る争いにも変化が生まれている」と指摘。今後の五輪予選でも、欧州でプレーする日本人選手の増加がマイナスに働くという。
また、同通信社は国内クラブ所属選手のみで構成されるU23サウジアラビア代表を五輪出場を予想。「サウジアラビア国内リーグには、FWクリスティアーノ・ロナウドをはじめ多くのタレントが参戦している。それにより、サウジアラビアサッカーのレベルは大幅に上がっている」と綴っている。
日本の欧州組では、MF鈴木唯人(ブレンビーIF)、FW福田師王(ボルシアMG)など、昨年11月の国際親善試合アルゼンチン戦で活躍した選手も相次いで不参加に。GK小久保玲央ブライアン(ベンフィカ)、MF佐藤恵允(ブレーメン)、DF内野貴史(デュッセルドルフ)、MF山本理仁、MF藤田譲瑠チマ(いずれもシント=トロイデンVV)と5名の招集にとどまった。
なお、アトランタ五輪の日本代表メンバーである城彰二氏は「久保君はA代表でプレーしているわけだから、絶対に五輪行かない方が良い」と断言。