モンテディオ山形は今月16日午後、13日開催の明治安田J2リーグ第10節ベガルタ仙台戦(みちのくダービー)における違反行為に関するリリースを発表。サポーター1名に無期限入場禁止処分を科しているが、同クラブのサポーター団体も声明を発表。
仙台戦での違反行為に関する詳細、および当該サポーターと団体の関係を説明している。

 モンテディオ山形サポーター連合『ULTRAS ACMY』は、クラブの声明発表2時間後に公式Xアカウントを更新。「4/12 仙台戦試合後の事象について」として、「仙台戦試合後の謝罪、説明が遅くなり申し訳御座いません。クラブより正式なリリースが出てからと思いこのタイミングで出しました」とファン・サポーターに報告した上で、無期限入場禁止処分を受けた人物との関係や違反行為発生の経緯を以下のように説明している。

 「チームからの発表があった通り無期限の入場禁止者が出る事となりました。対象者については以前勢力的に活動していた元メンバーですが現在は団体に所属している事実はございません。
本人・コールリーダー、運営担当者での事実説明と上記通告、弊団体メンバーで無い事を確認し本人からはチーム・団体への謝罪を受けました。コールリーダーの脚立に立ち、水をかける、物を投げる行為を抑止できなかった事に対し団体として深く反省し今後はこのような事が無いように努めて参ります」

 「その他、団体内で確認をしたところ団体メンバーにて制止したにも関わらず靴を投げた事実がありました。その当人については謹慎を含めた活動自粛を通達しております。弊団体としても看過できる内容ではなく厳粛に対応致します。怒りに任せて水をかける、物を投げる行為は一線を越えた物であり、到底許容できるものではなく、問題を起こした人間を擁護、容認するつもりは一切ございません」(原文ママ)

 また、『ULTRAS ACMY』は「今回の件でチームの皆様、サポーターの皆様から失った信頼を取り戻すべく、今一度団体としてのあるべき姿を自分たちで見つめなおし、これまで以上の後押しをすることを約束致します」と謝罪。今月20日のホームゲーム(J2第11節・愛媛FC戦)のGKアップ前にコールリーダーからサポーターに向けて直接謝罪することもあわせて発表した。