大岩剛監督率いるU23日本代表は、今月16日開催のAFC U23アジアカップ兼パリ五輪予選グループステージ初戦で、U23中国代表を1-0と勝利。DF西尾隆矢(セレッソ大阪)の一発退場により70分以上1人少ない中で戦ったとはいえ、ネット上ではパリ五輪予選敗退の可能性が危惧されている。


 日本は7分にMF松木玖生(FC東京)ゴールで先制も、17分に西尾が相手選手に肘打ちを見舞ったとして、VAR(ビデオアシスタントレフェリー)判定の末に一発退場。1人少ない状況で攻め込まれるシーンが続いているが、GK小久保玲央ブライアン(ベンフィカ)を中心とした守備陣が奮闘。シュート10本、枠内シュート6本を浴び、ボール支配率が40%を下回る中でも勝ち点3を獲得した。

 中国戦での勝利に対して、X(旧ツイッター)では「小久保玲央ブライアンのおかげ」「初戦勝ったのは大きい」といったポジティブなコメントが。ただ一方で、試合内容が乏しかっただけに「中国相手に1点しか取れない五輪予選代表大丈夫か?」「パリ五輪出場できるのか?」「やはり久保建英が必要」といった声も。「西尾の退場が響いたな…」「西尾の肘打ちが余計だったな」と、西尾の肘打ち行為に対する批判も相次いでいる。


 なお、日本は日本時間20日にUAE代表と対戦するほか、22日には韓国代表と激突する。韓国もU23アジア杯の優勝候補に推されているだけに、中国戦での勝ち点3が持つ意味は大きい。