セントラルコースト・マリナーズFC所属のコロンビア人FWアンヘル・トーレスが今月23日に性的暴行の疑いで逮捕されたと、豪州メディア『7NEWS』が報道。同選手はアデレード・ユナイテッド所属FW指宿洋史やパース・グローリー所属FWアダム・タガート(元セレッソ大阪)らと豪州1部リーグ得点王争いを繰り広げているほか、Jリーグクラブからのオファーも明らかになっている。


 『7NEWS』や『AAPニュース』などによると、トーレスは今年3月24日に女性に対して性的暴行を加えたほか、脅迫行為にも及んだ模様。シドニーのキングスフォード・スミス国際空港で身柄を拘束されたが、保釈が認められたという。また同選手は5月6日に出廷予定だが、裁判実施前に公式戦でプレーすることが可能かどうか現時点では不明であるようだ。

 現在24歳のトーレスは、身長182cmで左利きのウインガー。ポルトガル1部FCポルトの下部組織からトップチーム昇格を果たせず、ポルトガル3部FCアルベルサ、マルタ1部バルザンFCを経て、昨年8月にマリナーズへ加入。2023/24シーズンの豪州1部リーグで23試合に出場して13ゴール3アシストをマークするなど、左ウイングのレギュラーとして活躍。
豪州1部リーグ得点ランキングでは、指宿とともに首位のタガートから6ゴール差の4位にランクイン。チームも25試合を終えて15勝4分6敗と首位ウェリントンから勝ち点1差の2位につけているだけに、トーレスの逮捕劇はタイトル争いの行方を左右しそうだ。

 また、トーレスの代理人とみられるマウロ・ブスケツ氏は今月8日、X(旧ツイッター)で「彼は(2023/24シーズン終了後に)マリナーズとの契約を更新しない予定だ。ウクライナ、コロンビア、アメリカ、サウジアラビア、ブラジル、ノルウェー、スウェーデン、韓国、日本、イングランド、スコットランド、トルコ、UAE、ポルトガル、スペインのクラブからオファーが届いている」と投稿。マリナーズからのフリー移籍が既定路線であることを明かしているが、今回の一報を受けて一部のクラブが獲得レースから撤退するかもしれない。