DFジャスティン・ハブナー(セレッソ大阪)擁するU23インドネシア代表は、AFC U23アジアカップ兼パリ五輪予選の準々決勝でU23韓国代表と対戦することが決定。U23日本代表対韓国の一戦を踏まえて、インドネシアのシン・テヨン監督が日本のクオリティーを過小評価した。
英メディア『フォーフォーツー』韓国版が24日、韓国人指揮官のコメントを伝えている。

 インドネシアはグループAでカタール、オーストラリア、ヨルダンと同居。2勝1敗でグループステージ2位通過を果たした一方、グループBは最終節の日韓戦で韓国が勝利。これにより、準々決勝ではグループB1位の韓国と対戦することになっている。

 シン・テヨン監督は21日開催のグループステージ最終節ヨルダン戦後の会見で「私個人としては、韓国とは決勝で対戦したい。準々決勝よりも決勝で対戦して、一緒にパリ五輪へ行けたらと思っている。
準々決勝では日本と対戦したい」と語るなど、準々決勝で日本代表撃破というシナリオを描いていたが、幻に終わっている。

 『フォーフォーツー』によると、シン・テヨン監督は日韓戦を現地観戦していたとのこと。「日本と対戦することはできないが、いい準備をしなければならない。勝負の世界は冷たい。私の母国である韓国と対戦する。それなりにいい準備をしないといけないと思う」と、韓国戦への意気込みを語ったという。


 また、同監督は「韓国も日本も、我々にとっては難しいチームだ」と述べつつも、「日本は最後の試合でベストを尽くせなかった。パフォーマンスもそれほど良くなかった。だから安心して見ていた。ただ、韓国の方がフィジカルの部分をはじめ個人能力が高い。我々よりも優れたチームだと思う」と、韓国を高く評価。それでも「あの試合だけでどうこう言えるほどの分析はできない。
そもそも試合ではなかった」と、日韓戦のレベルに疑問を投げかけた。

 なお、シン・テヨン監督はパリ五輪世代のみならず、A代表チームも兼任。今年1月開催のAFCアジアカップ・グループステージ最終節では、森保ジャパン相手に1-3と敗れている。