ノルウェー代表FWオラ・ソルバッケンは現在、セリエA(イタリア1部)ローマから浦和レッズへ期限付き移籍中。今年6月に期限付き移籍期間が満了となるが、イタリアメディア『フォルツァ・ローマ』が今月15日にローマ退団の可能性を報じている。


 ソルバッケンはノルウェー1部FKボデ/グリムト在籍時に、DFマリウス・ホイブラーテン(現浦和)やFWキャスパー・ユンカー(現名古屋グランパス)とともにプレー。昨年1月にボデ/グリムトからローマへ移籍したが、同クラブではレギュラー定着に至らなかった。そして9月にはローマからオリンピアコスへ期限付き移籍したものの、ギリシャ1部リーグで5試合の出場にとどまるなど構想外に。今年1月にオリンピアコスを退団して浦和へ加入したが、コンディション不良により、ここまで公式戦での出番がない。

 トレーニングに励む姿が浦和公式SNSアカウントで公開されたものの、今月15日開催の明治安田J1リーグ第14節・京都サンガ戦でもベンチ外だったソルバッケン。今年3月末に『ローマプレス』など複数のイタリアメディアが浦和退団の可能性を伝えていただけに、ファン・サポーターの間で「日本でプレーしないまま欧州へ戻るのでは?」という声も挙がっていた。


 しかし『フォルツァ・ローマ』は「ローマのスポーツディレクターの仕事は、ソルバッケンら3選手を追い出すことだろう」とリポート。「日本での冒険の間、一度もピッチに立っていない」と同選手の現状を伝えた上で、「この夏に彼の獲得を試みるクラブはほとんどない。ローマにとっての悪夢は、2027年6月まで残っている彼との契約だ」と、契約解除の可能性を伝えている。

 今月19日開催の第15節ジュビロ磐田戦でのベンチ入りが期待されるソルバッケン。ローマと契約解除の場合、浦和の一員としてシーズン後半戦に本領を発揮することも期待できそうだ。