現在30歳の橋本は、FC東京の下部組織出身。2020年7月にFC東京からロシア1部ロストフへ完全移籍したが、ロシアのウクライナ侵攻を受けて、2022年3月に国際サッカー連盟(FIFA)の特例措置で神戸へ加入。わずか4カ月で神戸を退団した後はウエスカで2年間プレーしていた。
スペイン2部リーグで通算64試合に出場し、2ゴールを挙げた橋本。ウエスカの中盤に欠かせない戦力として機能していたが、1年間の契約延長オプションを行使せず、今月3日に退団が正式決定。スペイン紙『エラルド』は「退団の予兆が何も無かった。数週間前には予想されていなかった。彼は日本へ戻る」とした上で、「ウエスカ加入以降、彼はチーム内で快適に過ごしていたが、環境と文化の変化を求めた」と退団の経緯を伝えていた。
FC東京、神戸復帰が期待されている橋本だが、セントラルミッドフィルダーが補強ポイントであるクラブとして、広島が挙がっている。広島所属選手では、日本代表MF川村拓夢がオーストリア1部レッドブル・ザルツブルクへ移籍するほか、MF野津田岳人もタイ1部BGパトゥム・ユナイテッドへの移籍が濃厚。中盤の選手層強化が今夏の移籍ウィンドウにおける課題だ。
また『エラルド』は今月17日、2023/24シーズンのウエスカ在籍選手の年俸ランキングを紹介。
なお、橋本本人は今月16日にインスタグラムを更新。宮島で休暇を満喫していることをファン・サポーターに報告していた。首位の町田ゼルビアから勝ち点9差の5位につける広島の動向から目が離せない。