横浜F・マリノスは今月6日に行われた明治安田J1リーグ第22節で、ガンバ大阪に0-4と大敗。昨季まで横浜FMに在籍していたG大阪所属GK一森純のコメントが反響を呼んでいるほか、ベンチ外だったGKポープ・ウィリアムとの比較論も噴出。
町田ゼルビア所属FW藤尾翔太の「PK水かけ行動」に関するポープのSNS投稿にも再び注目が集まっている。

 一森はGK東口順昭からレギュラーを奪えず、昨年に横浜FMへ1年間の期限付き移籍により加入。MLS(アメリカ・メジャーリーグサッカー)バンクーバー・ホワイトキャップスへ移籍したGK高丘陽平に替わる正守護神として、J1リーグ27試合でゴールマウスを守ると、今季はG大阪の正GKとして活躍。東口の怪我もあり、ここまでリーグ戦全試合でスタメン出場している。

 そんな一森は試合後、NHKのインタビューで「マリノスは連戦で、それもただの連戦でないので、フェアではないかもしれませんが」などと発言。どこか浮かない表情を見せながら、古巣を思いやっているだけに、ネット上では「優しい男だ」「有難いけど苦しい」「素晴らしい性格の持ち主」などと、同選手に対する称賛コメントが見受けられている。

 一方、昨季に町田のJ1昇格に貢献したポープは、一森の後釜として横浜FMへ加入。AFCチャンピオンズリーグ準決勝の蔚山HD戦2ndレグでPKをストップするなど、大舞台での活躍が目立つ一方、一部の公式戦でミスを犯す場面も。チームが先月26日開催の第20節アビスパ福岡戦から3連敗を喫していただけに、G大阪戦ではメンバー外となった。

 また、先月30日開催のG大阪対町田では、町田所属FW藤尾翔太がPK直前にボールを濡らしたことが話題になったが、同選手のSNS投稿に対してポープが「濡らしてこうよ」「(炎の絵文字)したら水かけちゃおうよ」とメッセージを寄せていた。

 藤尾の「PK水かけ行動」を巡る議論が白熱する中で、煽り目的とも解釈可能なSNS投稿が波紋を呼んでいるだけに、一森とポープの比較論も噴出。「ポープよりも一森の方が全然良い」「ポープはSNSで騒ぎすぎ」「一森の素晴らしさが分かる」と、現横浜FM所属GKへの厳しい意見が相次いでいる。
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