FIFAワールドカップへ3度の出場、浦和レッズ(1998-2001)や北海道コンサドーレ札幌(2014-2019、2021-2021)、オランダ1部リーグのフェイエノールト・ロッテルダム(2001-2005)などで活躍した小野氏。特にフェイエノールトでは、2002年にUEFAカップ(現UEFAヨーロッパリーグ)で優勝し、日本人として初めてヨーロッパの主要タイトルを獲得した。
オランダといえばチューリップを思い浮かべるのが通常だが、ユリの球根輸出では世界一であるとのこと。同氏は『The Japan News』の取材に応じ、「日本とオランダは長い間、継続的な関係を築いてきました。自分を両国の架け橋だとは思っていませんが、絆を保つためにできることは何でもしていきたいと思っています。この花のことを多くの人に知ってもらい、世界中に知られるようになればうれしいです」と答えた。
また、オランダの駐日大使であるジル・ベシュオール・プラグ氏は式典で「スポーツを通じて両国を結びつけた彼の役割は、多くの人々の記憶に残ることでしょう」と讃えている。
フェイエノールトと同じく、日本でも赤を基調としたクラブ(浦和と札幌)で活躍した小野氏。フェイエノールトでの活躍が未だに色褪せないが、現在同チームでプレーする日本代表FW上田綺世にも今シーズンの得点量産を期待したいところだ。