大岩剛監督はパラグアイ戦で先発出場したDF木村誠二(サガン鳥栖)にかえて、西尾をスタメン起用。DF高井幸大(川崎フロンターレ)とのセンターバックコンビを組んだ西尾だったが、カウンターの局面で対応が後手になるなど、何度もピンチを招いたほか、前半アディショナルタイムにはイエローカードを貰った。
闘莉王氏は28日に自身のYouTubeチャンネルを更新。マリ戦出場選手を採点する中、西尾について「木村より西尾の方がフィジカルが強い、と大岩監督が思って西尾をスタメン起用したと思う」と前置きした上で以下のように厳しい言葉を並べている。
「西尾のフィジカルの強さは全然活きていない。シュートを打たれた瞬間の動き出しが遅い。スライディングのコースも、相手に圧をかけたわけでもない。GKを助けたわけでもない。相手からちょっと離れて、途中から相手が前を向く回数が増えた。やるべきことがはっきりできなかった。物足りない」
また、大岩監督がパラグアイ戦からセンターバックのスタメンを変えたことにも言及。
連勝で決勝トーナメント進出を決めたとはいえ、マリ戦に不安材料を露呈した大岩ジャパン。ネット上でも西尾のプレーに対する批判や、途中交代させなかった大岩監督の采配に対する疑問の声が挙がっていただけに、イスラエル戦での起用法に注目が集まる。