カイカイキキギャラリーで、ロサンゼルスを拠点に活動するタトゥーアーティストのジュン・チャ(Jun Cha)による日本初の個展「RONIN」がスタートした。
【オフィス訪問レポ】横丁を完全再現!カイカイキキが運営するギャラリーの新事務所に行ってみたチャは16歳の時に初めてタトゥーを彫って以来、自らのスタジオを立ち上げタトゥーアーティストとして活動。
今回の個展ではチャの包括的なコレクションを紹介するほか、アプアン・アルプスで地元の職人たちから指導を受けながら伝統のカララ大理石を用いて制作した彫刻を発表し、カイカイキキギャラリーがある中野ブロードウェイを"現代の大聖堂"へと変化させるという。「RONIN(浪人)」をタイトルに掲げた同展について、チャは「宮本武蔵にまつわる著述にインスピレーションを得た、"武士道"にオマージュを捧げた展示」と位置付けており、「浪人は快適な現状を捨て、自然のなかで己を律して技を培おうとします。アーティストとして私は人が成長していくため、またあらゆる美術の形式に応用される創作プロセスを発展させるため、逆境は必要不可欠であると考えています」と作品への思いを語っている。
- 【関連記事】銀座 蔦屋書店で"これからのアートシーンの担い手"を紹介する展覧会シリーズが始動、第1弾は磯村暖 (2019/03/16)
- 【関連記事】JUN INAGAWAによる世界初の個展開催、オタク文化を取り戻すために戦う魔法少女を描いた新作を展示 (2019/02/24)
- 【関連記事】アーティスト塩田千春、90年代の初期作品から最新作まで揃う過去最大の個展開催へ (2019/01/27)
- 【関連記事】MADSAKI、"リアルな感情"と向き合った新作をカイカイキキギャラリーで公開 (2018/10/06)
- 【関連記事】「リモワ」のアーカイブスーツケースを展示、ブランドの歴史を紐解くアートエキシビションを旗艦店で開催 (2019/06/13)