デジタルマーケットプレイスの「ファーフェッチ(FARFETCH)」が、イタリア・ミラノを拠点とするニューガーズグループ(New Guards Group)を買収したことを発表した。
ニューガーズグループは2015年に創業。
ニューガーズグループの全株式を6億7,500万ドル(約715億4,500万円)で取得することで両社が合意し、買収にまつわる取引は2019年第3四半期に完了する予定。ファーフェッチはこれまでにセレクトショップ「ブラウンズ(Browns)」やスニーカーを扱う「スタジアムグッズ(Stadium Goods)」を買収しており、ニューガーズグループが新たに傘下に加わる。
ニューガーズグループのブランドはファーフェッチで展開があり、中でも「オフ-ホワイト」はトップ10に入る人気ブランドだという。これまでも実施してきた限定カプセルコレクションの発売やコラボレーションをさらに強化していくとともに、ニューガーズグループ側には既存および将来展開するブランドへのサポート、特にECに付随するロジスティックや決済システムなどのソリューションを提供するB to Bのサービス「FPS(ファーフェッチ・プラットフォーム・ソリューション)」を提供することで、各ブランドのEC運営の効率・円滑化を図っていく。
【あわせて読みたい】毎年売上2ケタ増「ファーフェッチ」成長の背景と日本市場に向けた施策ニューガーズグループの共同創業者兼CEO Davide de Giglioは「クリエイションに携わる人たちには、最高のデザインスタジオ環境、設備、グローバルの流通チャネルが必要です。
なお、ニューガーズグループが出資を募っているという噂は今年に入ってから業界内に広まっており、LVMHグループが関心を示していると報じられていた。