TOKYO ART BOOK FAIR 2021が東京都現代美術館で2年ぶりに開催、今年はオンラインとオフラインで実施

東京都現代美術館が、アジア最大級のアートブックフェア「TOKYO ART BOOK FAIR 2021」を開催している。オンラインとオフライン会場を用意し、会期はオンライン会場が10月22日から10月31日、オフライン会場が10月28日から10月31日まで。なお、オフライン会場は事前予約制となっている。（※2時間15分ごとの入れ替え制） 【画像をもっと見る】 TOKYO ART BOOK FAIR（以下、TABF）は、日本で初めてのアートに特化したブックフェアとして2009年からスタート。国内外から独創的なアートブックを作る出版社や、ギャラリー、アーティストらが集結し、作り手たちが直接本の魅力を伝える場を提供している。10回目を迎えたTABF2019では、約300組の出展者が参加し、4日間で3万5000人以上が来場。昨年はコロナ禍の影響を受けて開催を中止したが、バーチャル空間でのアートブックフェア「VIRTUAL ART BOOK FAIR （VABF）」をオンライン上で開催した。 TOKYO ART BOOK FAIR 2021は、オンラインとオフラインの両方で実施。オンライン会場では、野菜の無人販売所を着想源にした出展者ブースを用意。国内外からの出展者約260組が参加し、各出展者と直接コミュニケーションを取りながらアートブックを購入することができる。 オフライン会場では、「ART BOOK VENDING MACHINE（アートブック販売機）」が出現。海外を拠点とするオンライン会場出展者が2019年以降に刊行したアートブックやZINEを展示販売する。そのほか森山大道やジェフ・クーンズら50名以上のアーティストが参加する、アートや音楽関連イベントなどを支援するプロジェクト「2020Solidarity」で制作されたポスター58点の展示や、「Covid “Positive”」として、世界各国から集められたパンデミックに関連する書籍が紹介される。 またTABFの初の試みとしてオンライン会場出展者の一部書籍を、ファッション通販サイト「ZOZO TOWN」のラグジュアリー&デザイナーズゾーン「ZOZOVILLA」で販売している。■TOKYO ART BOOK FAIR 2021オフライン会場会場：東京都現代美術館会期：2021年10月28日（木）～10月31日（日）開館時間：10:30～17:45 ※28日のみ15:30から開館料金：一般 1000円 ※事前予約制、2時間15分ごとの入れ替え制チケット予約サイト オンライン会場会場：特設サイト会期：2021年10月22日（金）～10月31日（日）コアタイム：10:30～18:00入場：無料 ■ZOZOVILLA：公式サイト 【関連記事】 イサム・ノグチ展から懐中電灯で観る展覧会まで、次の休日に観に行きたい都内注目の展覧会7選 (2021/04/27) 【関連記事】 【続・若き写真家の肖像】藝大デザイン科卒の写真家 遠藤文香が表現するもの (2021/08/26) 【関連記事】 【対談】佐藤卓×吉本天地が構築するジブリ作品の世界――自然とクリエイティブの関係性 (2021/08/18)