日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする形から、やや売り先行で始まることになりそうだ。注目されたエヌビディアの決算については、市場予想を上回る内容だったほか、見通しについても予想を上回っている。決算を受けた初動では時間外取引で一時4%ほど上昇したが、その後マイナスに転じる場面もみられるなど、東京市場への反応は見極めにくいところだろう。ただし、市場予想を上回ったことは材料視されやすく、足もとで低迷していたハイテク株を買い戻す流れに向かわせる可能性はありそうだ。
昨日の日経平均株価一時37742.76円まで下落する場面もあったが、終盤にかけて買い戻されており、38100円を上回って終えていた。長い下ヒゲを残す形状となったほか、ボリンジャーバンドの-3σまで下げたことで、いったんはリバウンドが意識されやすいだろう。そのため、売り一巡後の底堅さを見極めつつ、指数インパクトの大きい値がさハイテク株への押し目狙いのスタンスに向かわせそうである。
そのほか、米国の時間外取引ではビッグデータの管理・分析サービスのスノーフレイクが急伸している。