急伸。前日に第3四半期決算を発表、10-12月期事業利益は95億円で前年同期比22%減となったが、市場想定線であったとみられる。
<9843> ニトリHD 16575 -1510
大幅反落。前日に第3四半期決算を発表、10-12月期営業利益は409億円で前年同期比4.1%減となり、450億円程度であった市場予想を下回った。粗利益率が予想外に低下する格好に。通期予想は1296億円、前期比1.5%増を据え置いているが、前期第4四半期の高い売上水準などから、達成のハードルはやや高まったとの見方も。なお、海外事業については、27年3月期での黒字化見通しなどを示している。
<4922> コーセー 6494 -256
大幅反落。前日に24年12月期の決算を発表、営業利益は174億円で前期比8.6%増となり、従来計画の180億円をやや下振れる着地に。25年12月期は200億円で同15.2%増の見通しとしているが、240億円程度の市場コンセンサスを下回っている。
<6268> ナブテスコ 2455 -271
大幅続落。前日に24年12月期の決算を発表している。営業利益は148億円で前期比14.9%減となり、従来計画の135億円を上振れて着地。一方、25年12月期は187億円で同26.5%増の見通しとしているが、市場コンセンサスは5億円程度下振れ。精密減速機の売上見通しなどが想定を下振れているとみられ、マイナス視される形のようだ。なお、新中計を発表、27年12月期営業利益は420億円目標としている。
<4784> GMOインタ 1136 +150
ストップ高比例配分。前日に24年12月期の決算を発表、営業利益は1.4億円で従来予想の1億円を上回る着地に。25年12月期は80億円と大幅増益の予想。グループ再編によって、インターネットインフラ事業およびインターネット広告・メディア事業を吸収分割により承継することが背景となる。
<5838> 楽天銀行 5680 +700
ストップ高。前日に第3四半期の決算を発表、10-12月期純利益は352億円で前年同期比45.2%増となり、通期予想は従来の462億円か489億円、前期比42.1%増に上方修正している。金利収入などが予想以上であったもよう。また、日銀の利上げによる金利収入への影響額としては、累計で187億円、10-12月期は77億円であったもよう。日銀の利上げメリット銘柄としてもあらためて関心向かう格好に。
<4704> トレンド 10860 +1502
ストップ高。プライベートエクイティーファンドのベインキャピタルやアドベント・インターナショナル、EQTなどが同社の買収に乗り出していることが明らかになったと伝わっている。非公開化に関心を示しており、KKRなども関心を持っているもよう。同社は昨年8月に身売りを検討していると伝わり、その後株価が急騰した経緯もある。買収プレミアム付与への期待感が先行する展開に。
<9229> サンウェルズ 555 +80
ストップ高比例配分。
<7867> タカラトミー 4344 -684
急落。前日に第3四半期の決算を発表、10-12月期営業利益は107億円で前年同期比15.9%増となっているが、上半期の同54.3%増から増益率は鈍化する格好になっている。年末商戦の伸び悩みなどで増収率がやや鈍ったことが背景。主要カテゴリーでは「プリスックール」などの売上成長が鈍化。一昨年以降株価は右肩上がりの上昇基調が続いていたため、利食い売りのきっかけにつながっているもよう。
<1963> 日揮HD 1188 -196
急落。前日に第3四半期決算を発表、10-12月期営業損益は316億円の赤字に転落、通期予想は従来の260億円の黒字から140億円の赤字に下方修正。