日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は13時55分現在、前日比-0.28(低下率1.48%)の18.64と低下している。なお、今日ここまでの高値は18.93、安値は18.55。


昨日の米株式市場で主要3指数(ダウ平均、ナスダック総合指数、S&P500)がまちまちの動きとなり、今日の東京株式市場は取引開始時点では売り買いが交錯したが、取引開始後はやや買いが優勢となり、日経225先物は上げ幅を広げる展開となっている。こうした株価の堅調な値動きから、市場ではボラティリティーの高まりを警戒するムードが後退し、日経VIは概ね昨日の水準を下回り、やや低下幅を広げている。

【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向がある。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っている。