22日のニューヨーク外為市場でドル・円は114円07銭から114円96銭まで上昇し、114円86銭で引けた。米10月シカゴ連銀全米活動指数や10月中古住宅販売件数が予想を上回ったほか、バイデン大統領がパウエルFRB議長の再任を発表したため、利上げ観測が強まりドル買いが加速した。
2年債、5年債入札も不調に終わり債券利回りが上昇したこともドル買いにつながったようだ。

ユーロ・ドルは1.1281ドルから1.1231ドルまで下落し、1.1235ドルで引けた。域内の新型コロナ感染再流行でオーストリアでは外出、営業制限が発表されたことに続きドイツのメルケル首相が同国の新型コロナの状況が過去最悪で規制強化の可能性を示唆し、域内の景気回復を阻害するとの懸念が強まり、ユーロ売りに拍車がかかった。ユーロ・円は128円63銭から129円32銭まで上昇。リスク選好の円売りが優勢となった。ポンド・ドルは1.3450ドルから1.3385ドルまで下落した。
ドル・スイスは0.9267フランから0.9335フランまで上昇した。