前日の取引は材料難のなか米10年債利回りにらみとなり、ユーロ・ドルが1.14ドル台半ばまで浮上、ドル・円は115円前半に失速する場面があった。本日アジア市場は東京市場の3連休を控え国内勢が米金利の低下を手がかりにドル売りを進め、115円半ばで小幅に下落。また、日経平均株価は序盤から上げ幅を縮小し、日本株高を好感した円売りを弱めた。ただ、全般的に様子見ムードが広がり、小動きとなった。
この後の海外市場で焦点となる米CPIは前年比+7.3%と、昨年12月の+7.0%を上回る見通しで、連邦準備制度理事会(FRB)による引き締め加速への期待から金利高・ドル高がメーンシナリオ。
【今日の欧米市場の予定】
・18:05 ベイリー英中銀総裁講演
・19:00 欧州委員会経済見通し
・22:30 米・1月消費者物価指数(前年比予想:+7.3%、12月:+7.0%)
・22:30 米・先週分新規失業保険申請件数(予想:23.0万件、前回:23.8万件)
・03:00 米財務省・30年債入札
・04:00 米・1月財政収支(予想:+216.00億ドル、21年1月:-1628.32億ドル)