2月1日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■売り一巡後は押し目待ち狙いの買いのタイミング
■JR東、24/3上方修正 営業利益 3100億円←2700億円
■前場の注目材料:NTN、欧で次世代CVJ量産、低燃費化で提案拡大
■売り一巡後は押し目待ち狙いの買いのタイミング
1日の日本株市場は、売り一巡後の底堅さを見極める相場展開になりそうだ。
シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、ギャップダウンから始まることになりそうだ。
また、米国市場では大型テック株の決算が本格化するなか、決算内容を評価しつつも利益を確定する流れが優勢だった。FOMCが利食いのきっかけになる可能性も意識されていたこともあり、失望売りの流れが強まる展開にはならないだろう。国内においても主要企業の決算がピークを迎えるなか、ポジションが積み上がっているとも考えづらく、押し目狙いのスタンスとなろう。
また、FOMCで3月の利下げ観測が後退したものの、市場では5月を予想する向きが増えていたこともあり、売り一巡後はイベント通過による仕切り直しとなる。
物色としては昨日決算を発表したアドバンテスト<6857>、レーザーテック<6920>の反応が注目される。PTSでは堅調だったが、ADRでは軟化していたこともあり、売り一巡後のリバウンド狙いに向かわせそうだ。そのほかの決算ではJR東<9020>、中国電力<9504>、TDK<6762>、三菱倉<9301>、ANA<9202>、北陸電力<9505>、JR西<9021>、FPG<7148>、京成<9009>、牧野フライス<6135>、マキタ<6586>、扶桑化学<4368>、ワコム<6727>、サイバー<4751>、メタウォーター<9551>などが注目される。
■JR東、24/3上方修正 営業利益 3100億円←2700億円
JR東<9020>は2024年3月期業績予想の修正を発表。
■前場の注目材料
・日経平均は上昇(36286.71、+220.85)
・米長期金利は低下
・米国のインフレ沈静化観測
・NTN<6472>欧で次世代CVJ量産、低燃費化で提案拡大
・中部電力<9502>グループのJERA、愛知・武豊火力発電所で火災
・シャープ<6753>XR新規事業を加速、都内に開発拠点
・三井物産<8031>社有林を活用、未利用材からスキンケア商品
・日本特殊陶業<5334>補修部品をドローン配送、熊本で実証
・堀場製作所<6856>動物用自動装置に新機種、血球を安定測定
・ダイダン<1980>自社オフィスのZEB効果を推計
・TOPPAN<7911>シンガポール社を子会社化、日ASEANで物流DX拡大
・NEC<6701>羽田第2ターミナルの「共同キオスク」受注
・NTT<9432>ドコモなど、ネットワークスライシングの実証実験成功
・NTTデータG<9613>運転で脳の健康測定、国際自動車と、65歳以上で検証
・清水建設<1803>カーボンネガティブの「環境配慮コンクリ」ビル工事に適用
・ENEOS<5020>グループのJX金属、100%再生電気銅を来年度投入、マスバランス方式
・大阪ガス<9532>グループのKRI、蓄電池試作企業を買収、受託研究開発を強化
・デクセリアルズ<4980>鹿沼の工場拡張、異方性導電膜を増強
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・特になし
<海外>
・10:45 中・1月財新製造業PMI(予想:50.8、12月:50.8)