■ハイテク株や輸出関連の買い戻し
■くら寿司、1Q営業利益 黒字転換 17.48億円
■前場の注目材料:住友化学、DXコア人材育成、全従業員の2割に、新ビジネス創出
■ハイテク株や輸出関連の買い戻し
13日の日本株市場は、買い一巡後は膠着感が強まりそうだが、押し目待ち狙いの買い意欲は強そうだ。
日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする格好から、買い先行で始まりそうだ。米CPIは予想を上回り、米長期金利の上昇が重荷となったものの、FRBによる年内利下げ観測は後退しなかったことで、買い戻しの流れが強まった。
日経225先物はナイトセッションで25日線が支持線として意識される中で反発を見せており、一時38900円まで買われた。来週の日銀の金融政策決定会合を控え、積極的な上値追いの流れが期待しづらいものの、足もとでの大幅な調整に対する売り方の買い戻しは入りやすいほか、39000円を下回る水準での押し目待ち狙いの買いも入りそうだ。
昨日の日経平均株価も25日線を下回って始まった後は下落幅を縮めており、同線が支持線として意識されている。ハイテク主導の上昇が見込まれるなか、まずは11日の下落局面で空けたマド(39241円-39551円)下限レベルまでのリバウンドを試す展開が期待されてきそうだ。
物色の流れとしてはハイテク株のほか、円相場が1ドル=147円台半ばで落ち着いた動きをみせていることもあり、輸出関連などへの買い戻しを誘う可能性がありそうだ。
■くら寿司、1Q営業利益 黒字転換 17.48億円
くら寿司<2695>が発表した2024年10月期第1四半期業績は、売上高が前年同期比9.4%増の561.10億円、営業損益は17.48億円の黒字(前年同期は6.71億円の赤字)だった。日本国内においては、人流が回復してきたことに加え、インバウンド需要が活況となった。「かに」「まぐろ」など人気の高い商品を中心にフェアを行い、人気アニメ「ブルーロック」とのコラボ企画により、グッズが当たるキャンペーンの実施等を行った結果、前年同期を上回る売上高となった。
■前場の注目材料
・NYダウは上昇(39005.49、+235.83)
・ナスダック総合指数は上昇(16265.64、+246.36)
・1ドル=147.60-70円
・シカゴ日経先物は上昇(38880、大阪比+390)
・SOX指数は上昇(4992.51、+102.31)
・VIX指数は低下(13.84、-1.38)
・3月期末接近に伴う高配当銘柄人気
・米国のインフレ沈静化観測
・住友化学<4005>DXコア人材育成、全従業員の2割に、新ビジネス創出
・三菱電機<6503>ジョブ型雇用を来月導入、6000人対象、人事制度刷新
・SUBARU<7270>アイシンと、「イーアクスル」開発・生産で協業
・TOPPANHD<7911>英イベント会社買収、日本文化の発信強化
・トヨタ自<7203>運転支援システムの安全性で「レクサス」に高評価
・ミスミグループ本社<9962>納期順守率99.96%達成、無人・デジタル駆使し生産現場変革
・日立造船<7004>オマーン社とメタネーション
・アンリツ<6754>韓国と6G協業、政府系団体に測定器納入
・日機装<6376>研究開発を集約、部門横断で新規事業創出
・日立<6501>AWSと3年間の戦略的協業契約、基幹システム最新化
・NTT<9432>NTTコミュ、工事現場を3D再現、韓製基盤の提供開始
・清水建設<1803>トンネル切羽ひび検知システム、AIで即時に警報
・豊田通商<8015>グループのユーラス、北見・網走に風力発電所、道東初の営業運転
・大阪ソーダ<4046>研究棟新設、全固体電池の材料開発急ぐ
・カーリットHD<4275>超高平坦ウエハー増産、0.1マイクロメートル技術を確立
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・春闘集中回答予定日
<海外>
・特になし