6日のニューヨーク外為市場でドル・円は153円40銭へ弱含んだのち、154円00銭まで上昇し、153円92銭で引けた。連邦準備制度理事会(FRB)の年内の利下げ観測にドル売りが優勢となったほか、中東情勢の悪化を警戒した円買いが優勢となった。
欧州引けにかけ、ドルの買戻しが先行した。

ユーロ・ドルは1.0791ドルまで上昇し、1.0766ドルへ下落し、1.0768ドルで引けた。欧州中央銀行(ECB)のチーフエコノミスト、レーン氏やリトアニア中銀のシムカス総裁発言を受けて年内の利下げを織り込むユーロ売りに押された。ユーロ・円は、165円52銭へ弱含んだのち、165円99銭まで上昇。ポンド・ドルは1.2595ドルへ上昇後、1.2558ドルまで反落。ドル・スイスは0.9036フランまで下落後、0.9066フランまで上昇した。
安全通貨としてのフラン買いが優勢となった。