18日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
・日経平均は続伸、東エレクがけん引も全般こう着相場に
・ドル・円は小じっかり、日本株高で円売り先行
・値上がり寄与トップはソフトバンクG<9984、同2位は東エレク<8035>
■日経平均は続伸、東エレクがけん引も全般こう着相場に
日経平均は続伸。
東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が1100を超えており、全体の過半数を占めている。セクターでは、その他製品、医薬品、情報通信、精密機器、電気機器、不動産がしっかり。
東エレクが10月29日以来の年初来高値を更新しており、日経平均をけん引する格好となっている。2017年の最高値23875円が次第に意識されてきており、ショートカバーを誘い込みやすいだろう。ただし、指数インパクトの大きい値がさハイテク株などが日経平均を支えている状況であり、全体としては手掛けづらい相場展開でもある。
米中協議に対しては進展を見極めたいところであるほか、香港情勢においても楽観視は出来ない状況であろう。ショートカバーに伴う需給面から、需給が良好な銘柄については強いトレンドが継続しそうであるが、物色対象に広がりがみられるまでは、神経質な相場展開が継続しやすい。東エレクなどの需給が良好な銘柄の他、低位材料株などについても需給面を考慮する必要があるだろう。値ごろ感からの物色も意識されそうだが、物色に広がりが見られず、出来高も増えない状況では、出遅れ銘柄への修正リバウンドは期待しづらいところでもある。
■ドル・円は小じっかり、日本株高で円売り先行
18日午前の東京市場でドル・円は小じっかり。米中貿易協議の進展期待を背景に円売りが先行し、ドルは108円80銭台に浮上した。
前週から米中貿易協議の合意への期待感が広がり、リスク選好的なムードが広がる。週明けアジア市場では、日経平均株価の堅調地合いで円売りが先行し、主要通貨を押し上げた。ドルは一時108円84銭まで上昇。
ただ、ランチタイムの日経平均先物は上げ渋り、目先の日本株は上げ幅を縮小する可能性があろう。
ここまでの取引レンジは、ドル・円は108円67銭から108円84銭、ユーロ・円は120円10銭から120円37銭、ユーロ・ドルは1.1050ドルから1.1059ドルで推移した。
■後場のチェック銘柄
・フィット<1436>、日本アンテナ<6930>など、5銘柄がストップ高
※一時ストップ高(気配値)を含みます
・値上がり寄与トップはソフトバンクG<9984、同2位は東エレク<8035>
■経済指標・要人発言
【要人発言】
・英保守党
「総選挙で勝利なら、移民への優遇措置を撤廃へ」
<国内>
特になし
<海外>
特になし
《HH》