*16:00JST 日経VI:低下、株価下落はスピード調整との見方
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は18日、前日比-0.90pt(下落率4.07%)の21.19ptと低下した。なお、高値は21.77pt、安値は21.00pt。
この日の東京市場は米中対立激化に対する懸念などが株価の重しとなり売り優勢の展開で、日経225先物は概ねマイナス圏で推移した。しかし、日経平均は先週1000円近い上げを演じており、また、25日移動平均線との乖離は今日現在で1.7%程度とやや乖離が大きく、昨日と今日の下げは当然のスピード調整とみる向きが多かった。こうしたことから今日は市場心理が悪化することはなく、日経VIは終日、前日水準を下回って推移した。

【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。



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