1. 中期経営計画
泉州電業<9824>は「SS2024」と名付けた中期経営計画を発表していた。この計画の数値目標は、「2024年10月期に売上高1,050億円、経常利益63億円、ROE8%以上」であった。
2. サステナビリティ経営
同社では、経営理念として「新しい価値を創造して能力を発揮し社業の発展に努め社会に貢献するとともに株主に報い社員の福利厚生を図る」を掲げている。これに基づき「企業価値向上」のために「ESG経営」と「サステナビリティ経営」を推進していく方針だ。
E:環境保全
マテリアリティ(重要課題)として、CO2排出量削減、気候変動への対応、環境法規制の遵守を挙げている。
S:人権の尊重と配慮/働きがいのある職場環境の整備/安定的な商品供給とサービスの供給
マテリアリティとして、情報セキュリティ強化、品質管理体制の強化、顧客満足度の充実、健康経営の推進、安全衛生の充実ダイバーシティの推進、福利厚生の充実を挙げている。成果として「健康経営優良法人2022」に認定されている。このほか、GLTD(団体長期障害所得補償保険)へ加入している。
G:ガバナンス体制の構築
マテリアリティとして、法令順守、コンプライアンスの徹底、BCP体制の維持を挙げている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)