筑波精工<6596>は14日、2024年3月期決算を発表した。売上高が前期比49.3%増の3.26億円、営業損失が0.06億円(前年同期は0.82億円の損失)、経常損失が0.07億円(同0.82億円の損失)、当期純利益が0.30億円(同0.91億円の損失)となった。


同社では初めての量産化案件である8インチ自動給電ユニット及びSupporterの販売があった。また、これに続いて12インチ自動給電ユニットの受注及び販売により、売上高が拡大した。しかしながら、レーザー加工機の重要部品の破損により社内での生産活動に支障を来たし、影響が及んだ生産工程を外注したため想定外の経費が発生した。

なお、当事業年度末時点において同社には、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況が存在しているが、当該重要事象等を解消するための対応策を講じることで、継続企業の前提に関する重要な不確実性は認められないものと同社は判断している。

2025年3月期通期の業績予想については、売上高が前期比13.6%増の3.70億円、営業利益が0.06億円、経常利益が0.05億円、当期純利益が同95.2%減の0.01億円を見込んでいる。