リース事業の売上高は前年同期比0.7%増の1,705.50億円、営業利益は資金原価や販売費及び一般管理費の増加等により、同6.27億円減の34.17億円となった。契約実行高は前年同期比28.2%増、成約高は同4.9%減となった。契約実行高が伸長しているのは、官公庁を中心に案件計上が順調に推移した結果としている。また、成約高は前年同期比減少となっているが、これは前年同期に官公庁の大型案件の計上があったことによるものであり、その影響を除くと実質前年同期比増加の内容となっている。
ファイナンス事業の売上高は金利収益や配当収益の増加等により、同1.6%増の58.96億円、営業利益は資金原価の増加や貸倒引当金繰入額の減少等により、同6.65億円増の22.48億円となった。主に企業融資の減少により、契約実行高、成約高共に前年同期を下回る結果となった。
インベストメント事業の売上高は同3.9%増の103.62億円、営業利益は同4.89億円減の22.49億円となった。売上高は不動産売却や債権回収益の増加により前年同期を上回ったが、前年同期に与信コストの戻入益を計上していた反動から営業利益については前年同期を下回った。
その他の事業の売上高は同14.6%増の28.15億円、営業利益は同1.14億円減の1.23億円となった。太陽光売電収益やPFI手数料収益等が好調に推移したことにより、売上高、売上総利益共に前年同期を上回ったが、販管費の増加に伴い営業利益については前年同期を下回った。
2025年3月期通期については、売上高が前期比1.6%増の2,600.00億円、営業利益が同2.6%増の120.00億円、経常利益が同5.8%増の125.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同13.7%増の80.00億円とする期初計画を据え置いている。