アイリックコーポレーション＜7325＞は11日、同社が他社と共同開発した生保エコシステム「生命保険給付金支払いプラットフォーム」の機能の一つであるAI-OCRサービス「スマートOCR診療明細書」が、アイアル少額短期保険のPayPayほけん「コロナ治療薬お見舞い金」にて2025年1月28日より業務利用開始されたと発表した。
これにより、アイアル少額短期保険では、保険金の支払査定フローの効率化が実現し、顧客の請求後、最短で請求日当日に保険金を支払うことが可能となった。
また、従来は保険査定担当者が診療明細書や調剤明細書、領収証、本人確認書類等を目視で確認していた作業を、スマートOCRにより即座にデジタル化し、後続の業務システムにAPI連携することで、標準化・効率化が図られた。
同プラットフォームは、AI-OCRによるテキスト化、解析・コード化ソリューション、支払判定自動化を実現するルールエンジン、個社環境への連携を図る周辺ソリューションを組み合わせることが可能である。これにより、保険会社の支払担当者の事務負荷を大幅に軽減することができる。
今後は、業務開始した参画会社からの学習データを集め、各社横断でのAI-OCRの精度向上・改善を行うとともに、エコシステム参画希望の保険会社や少額短期保険会社、サポート企業の拡大を予定している。

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