利食い売りが優勢となる流れ。
業種別では、ハイテク関連の下げが目立つ。プリント基板(PCB)大手の深セン景旺電子(603228/SH)がストップ(10.0%)安、電子機器メーカーの方正科技集団(600601/SH)が5.2%安、透明導電膜(ITO膜)ガラスメーカーの凱盛科技(600552/SH)が4.5%安、業務ソフト開発大手の用友網絡科技(600588/SH)が3.1%安、産業向けIoT事業の富士康工業互聯網(601138/SH)が2.4%安で引けた。
通信関連株も安い。中国聯通(600050/SH)が7.1%、中貝通信集団(603220/SH)が4.3%、中国電信(601728/SH)が2.8%ずつ下落した。通信キャリアの中国聯通については、通期業績が1割増益にとどまり、予想に届かなかった点などが失望されている。海運株、インフラ関連株、素材株なども売られた。
半面、銀行株はしっかり。興業銀行(601166/SH)が2.5%、成都銀行(601838/SH)が2.3%、招商銀行(600036/SH)が1.9%、中国銀行(601988/SH)が1.1%ずつ上昇した。
一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.63ポイント(0.23%)高の275.20ポイント、深センB株指数が0.33ポイント(0.03%)安の1241.35ポイントで終了した。
亜州リサーチ(株)