チニングゲームで活用するために作られた、軽量コンパクトなフローティングペンシルのクロナッツ。
2種類のサイズから選択可能なこのルアーなら、バス釣りにもじゅうぶん応用できます。
ここでは、クロナッツの特徴や実釣インプレについてご紹介しましょう。
クロナッツってどんなルアーなの?
クロナッツとは、タックルハウスから発売中の小型ペンシルベイトのことです。
フローティング仕様なので、トップウォータールアーとして活用することができます。
サイズ設定は2種類、全長67mmのほうはウエイトが6.5gで、トレブルフック・ST-46の10番サイズが付いています。
結構太軸なので、大型魚が掛かってもしっかり耐えてくれるでしょう。
フックとボディをつなぐスプリットリングは、2番サイズです。
ウエイト6.5gなら、スピニングタックルはもちろん、ベイトフィネスタックルでも余裕でキャスト可能です。
ロングキャストはやや難しいですが、アキュラシー精度の高いピンポイント狙いのアプローチなら実践しやすいです。
サイドハンドキャストで低い弾道に抑えつつ、着水音を静かにして誘いをかけてください。
もうひとつのサイズは、全長79mmどウエイトは9.5gまでアップされています。
トレプルフックはST-46の8番サイズ、スプリットリングは3番です。
ウエイトが9.5gもあれば、MLパワー前後のブランクスを持ったベイトタックルで、じゅうぶんキャストできるでしょう。
遠くのポイントに届けることも可能になるので、広範囲から活性の高いバスを獲っていけるはずです。
実際にクロナッツをフィールドで使ってみました。
全長6ftのベイトロッドに、浅溝スプールのロープロファイル系ベイトリールを装着。
12lbのナイロンラインを60mほど巻いて、山間部にあるリザーバーにカヤックで浮きました。
快晴でほぼ無風状態、気温は24℃です。
岸際には多くの木々が枝葉を伸ばし、日陰を作り出しているシチュエーションになっています。
クロナッツによる実釣インプレ!
クロナッツをラインに結んで、岸際の日陰に着水させましたが、反応はありません。
バス釣りのセオリーのように、沖側に浮かんで岸を撃つ!を実践していると、釣れなかったときにお手上げになりがちです。
そこで試してみたいのが、岸際を撃つことをストップすること。
岸から少し離れたエリアへ視線を移すと、ところどころに何か沈んでいるものがあります。
倒木であったり、枯れたウィードであったり。
それらに日照が当たると、その反対側に日陰を発生させています。
ここをクロナッツで丁寧に撃っていきましょう。

水中に存在する日陰の真上にクロナッツを浮かべてみよう!
水中の障害物が作り出す日陰を見つけて、その上にクロナッツをキャストします。
首振りアクションをさせるためにロッドワークを加えると、その日陰の上から離れてしまうので、ロッドは動かさないでください。
着水した状態のまま、水面でクロナッツを浮かせます。
リールハンドルをゆっくり回して、つながっているラインを真っ直ぐにしておきましょう。
理由は、ラインがたるんだ状態になっていると、その存在にバスが警戒心を示すからです。
せっかく浮上してきても、スーッと下がってしまう展開にならないよう、ラインメンディングはきっちりおこなっておくようにします。
水中の日陰にバスが不在のときは、当然不発。
居れば高い確率で、バイトしてきます。
その際一定の距離を空けてカヤックを停止させ、2分程度の時間を待つ心づもりでいることが重要です。
この通りに実践して釣れないこともありますが、クロナッツの水平浮き姿勢を上手く活用しながら、さまざまなポイントへアプローチを繰り返してみてください。

クロナッツを操作するのにおすすめのリールを選んでみた!
それではクロナッツをキャストして操るのに向いている、おすすめのリールを取り上げてみましょう。
12lbラインを60m前後巻いて使うつもりなら、浅溝スプールを搭載したベイトリールがベストマッチです。
アキュラシー精度の高いキャストを繰り返しながら、日陰に潜んているバスをバイトに持ち込みましょう。

テイルウォーク フルレンジアベイルカスタム 81 AC-F12 ベイトリール Tailwalk Avail 81R/右巻 AC-F12
テイルウォークからリリースされている、浅溝スプールを搭載したベイトリールです。
ギア比は8.1対1なので、ハンドル1回転につき86cmのラインを巻き取ることができるようになっています。
ウエイトは173gととても軽くて、最大ドラグ力は6.5kg。
ラインキャパは、モノフィラメントラインなら12lbを60m巻けます。
マグネットブレーキを搭載していて、ボールベアリングは10個装備しています。
実売価格は2万円台と、コスパ優秀な価格帯に収まっています。
クロナッツを駆使して効率よくバスを釣り上げよう!
クロナッツの特徴や実釣インプレ、おすすめのベイトリールをご紹介しましたが、いかがでしたか?
フローティングペンシルの定番といえば、キャストしてドッグウォークアクションをおこなうこと。
もしそれで釣れないときは、水中の日陰を見つけて、その上でしっかりと止めてみてください。
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