人気のルアーメーカー・デプスからは、さまざまなバス釣り用ルアーがリリースされています。

クランクベイトなら、イヴォークシリーズ。



その中で最も大きいサイズなのが、イヴォーク4.0です。

いったいどのように使えば有効なのか、実釣インプレも絡めてご紹介しましょう。

イヴォーク4.0ってどんなルアーなの?

イヴォーク4.0とは、デプスから発売中の、バス釣り用クランクベイトのことです。

フローティング仕様で、頭部アゴ下から面積広めのスクエアリップが突き出ています。

全長は、なんと100mmもあります。

イヴォークシリーズには、これよりも小さなボディサイズが4つラインナップされています。

にしても100mmは、なかなか他に類をあまり見ないサイズといえるでしょう。

ウエイトは、56.5g。

こちらもかなり重めで、ヘビータックルでないと背負えない設定値です。

フックは、1/0番サイズのトレブルフックが、お腹側と最後尾に装備されています。

イヴォーク4.0を、縦に輪切りにした断面図を見てみましょう。

外殻に当たる部分が、赤く塗られています。

見て分かるように、ずいぶんと薄いです。



ということは、体内の空気室の体積が、しっかりと広く取られていることに。

他に余計な壁などが設けられていないことから、ほぼ空気の塊が水中を泳ぐことになります。

お腹側に固定のウエイトが設置されているので、まさに工芸品の起き上がりこぼしと似た構造といえるでしょう。

バランス・姿勢を崩しても、すぐに元通りになるのが、起き上がりこぼしです。

そういう復元アクションのベースを、体内に保持している、イヴォーク4.0。

実際にラインに結んで、泳がせてみました。

デプスのイヴォーク4.0を使ってみた!インプレ+おすすめロッ...の画像はこちら >>

出典:デプス

イヴォーク4.0の実釣インプレ!

イヴォーク4.0の実釣インプレは、なかなか刺激的な内容です。

ラインに結んでキャストしてみると、重心移動システムを積んでいないのに、飛距離がしっかり伸びてくれます。

着水音は大きめで、リトリーブを開始すると、すぐにボディを左右に振る=ウォブリングアクションを発生させました。

引き抵抗は、しっかりと重め。

でも引くのが疲れる!と感じてしまうようなものではありません。

ただし、ボートやカヤックに乗ってリトリーブすると、イヴォーク4.0のほうへ乗り物が引っ張られてしまいます。

大きなボディにしては、とてもレスポンスのいい動きをキープ。



これならバスを、効率よく呼び寄せることができるでしょう。

ビッグバスに威嚇攻撃させるイヴォーク4.0!

イヴォーク4.0の使い方として、やはりカバー周りが有効です。

沈木が重なっているような場所では、その中にビッグバスが潜んでいることが多いです。

ワームリグを用いて直接そのカバーを撃つのですが、ビッグバスの位置が奥深くなら、口元まで届かないケースも。

そんなときにイヴォーク4.0をキャスト、カバーに当たるようにリトリーブすれば、イヴォーク4.0が起こす水押し波動がカバーの中の水をも揺らします。

当然ビッグバスは環境の変化に気づき、カバーのすぐ外に何かいることを察知するでしょう。

カバーを自分のテリトリーと考えているビッグバスほど、縄張りを荒らされた!と怒ります。

捕食衝動よりも強い、威嚇衝動によって、イヴォーク4.0は襲われる可能性が高いです。

この威嚇衝動は、柔らかくてナチュラルなワームでは発生しづらく、まさにハードルアーたるイヴォーク4.0の独壇場といえるかもしれません。

デプスのイヴォーク4.0を使ってみた!インプレ+おすすめロッドをチェック
ルアーのアップ写真

出典:デプス

イヴォーク4.0をキャストして操るのにおすすめのベイトロッドを選んでみた!

イヴォーク4.0をキャストしてカバー周りで操作するのに適している、おすすめのベイトロッドをご紹介しましょう。

デプスのイヴォーク4.0を使ってみた!インプレ+おすすめロッドをチェック

シマノ(SHIMANO) フリースタイルロッド 23 ディスラプション BIG BAIT C610-XX

シマノからリリースされている硬めベイトロッド・ディスラプションシリーズのラインナップから、C610-XXを選んでみました。

全長は2.08mで、2ピース仕様。

ただし、グリップジョイント方式を採っているので、仕舞寸法は171.9cmと長めです。

ウエイトは、160gと重め。



ブランクスの先径は、2.2mmと太めに作られています。

適合するルアーウェイトは、18gから72gまで。

適合するラインは、モノフィラメントラインなら最大25lbまで使えます。

グリップの長さは313mmで、ブランクスのカーボン素材含有率は、89.1%になっています。

実際に手に取ってみると、持ち重り感はさほど無く、負荷に対してはティップからベリーにかけて、しっかり曲がってくれます。

これならイヴォーク4.0を胴に乗せて、ロングキャストしやすいでしょう。

実売価格は5万円台と、ハイスペックならではの価格帯に設定されています。

イヴォーク4.0を使いこなしてカバーに潜むビッグバスを釣り上げよう!

イヴォーク4.0の特徴や実釣インプレ、マッチしそうなおすすめのベイトロッドをご紹介しましたが、いかがでしたか?

沈木や藻・枯草などのカバーを発見したら、ぜひこのクランクベイトを投入してみてください。

デプス公式サイト

ルアーの関連記事はこちら

デプスのイヴォーク4.0を使ってみた!インプレ+おすすめロッドをチェック

デプスのイヴォーク4.0を使ってみた!インプレ+おすすめロッドをチェック

セミなどの昆虫や羽虫などが水面に落ちたら、バタバタともがいて周辺を揺らし続けます。

2024年ジャッカルからリリースされるトップウォータールアー・ニードシケイダーなら、そういう虫が…

2024年05月21日FISHING JAPAN 編集部
デプスのイヴォーク4.0を使ってみた!インプレ+おすすめロッドをチェック

デプスのイヴォーク4.0を使ってみた!インプレ+おすすめロッドをチェック

まるで高比重ワームのようなボディフォルムですが、高い浮力を保持していて、表層でクイックなドッグウォークアクションを発生させることのできるルアーが、2024年OSPから新登場します。 …

2024年05月21日FISHING JAPAN 編集部
デプスのイヴォーク4.0を使ってみた!インプレ+おすすめロッドをチェック

デプスのイヴォーク4.0を使ってみた!インプレ+おすすめロッドをチェック

シーバスを引き付けるルアーとして、人気の高いもののひとつが、ミノーです。 捕食対象の小魚に似ているからですが、意外と大きくて長いサイズのミノーによく反応してくれます。 小型が…

2024年05月21日FISHING JAPAN 編集部
編集部おすすめ